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猫風邪ってどんな病気?猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症・猫クラミジア感染症|病気辞典

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飼い猫の体調不良は、飼い主にとって猫との生活の上でとても心配なことですよね。
「もしかして風邪?」と感じるような、くしゃみを連発したり、鼻水をたらしたり、すみっこでじっとしているなど、なんとなく様子がおかしかったら要注意。ご飯を残したり、糞の様子が違ったりと気になる症状が出てきたらまず簡単な猫の体調チェックをしてあげましょう。

家庭でできる猫の体調チェック

猫の様子を調べてみる

①目のまわりが汚れていないか、目の充血はないか
②嘔吐や下痢はしていないか、おしっこは出ているか
③体全体の毛に手入れが行き届いているか、ぼさぼさしていないか
④体が普段より熱っぽく感じないか、ぐったりしていないか
⑤歯ぐきが白っぽくないか、または赤く腫れていないか

猫風邪の症状は見つかったら

何か一つでも当てはまるときは、猫の病気、猫風邪を疑ってもよい状態かもしれません。
「いつ、どこで、体調不良になったの?風邪をひいたの?何が原因?」
飼い主の不安や心配の気持ちもわかりますが、猫が一番つらい状況です。冷静になって対処しましょう。

風邪をひく心当たりはありますか?

猫の飼育はここ最近、完全室内飼いの比率が増えているとはいえ、外へ出ないから病気にならないとは限りません。獣医師からも、定期的な予防接種をすすめられていることもあり、猫風邪の症状のことや予防接種について調べてみました。

いわゆる、猫風邪とはどんな症状なのでしょうか。

猫風邪の原因

猫風邪の主な症状

①くしゃみ・鼻水が出る
②食欲不振
③嘔吐・下痢
④目やにが多い、目やにで目がふさがっている、目が充血している
⑤よだれで口の周りが濡れていたり汚れている

野良猫の子猫を見かけたときに、顔が汚れている子を目にしたことがないでしょうか。生後約2~3か月の子猫は母体から移行される抗体があるのですが、ある特定のウィルスの場合は母猫から抗体がもらえず、発症すると重症化することがあります。

猫風邪の中で代表的なもの

猫ウィルス性鼻気管炎

猫ヘルペスウィルスへの感染で発症します。
猫風邪の代表的な病気とも言われています。くしゃみ・鼻水、食欲不振、目の充血などの症状が見られます。抗ウィルス薬の投与が主な治療法ですが、脱水症状など見られるときは点滴などで水分や栄養補給もします。
定期的な予防接種が推奨されています。

猫カリシウイルス感染症

猫カリシウイルスが原因で発症します。
猫ウィルス性鼻気管炎と混合で感染することも多く、似た症状が出る感染症です。特に、口内炎や舌炎の症状が出ると、食事が摂れなくなり体力を消耗します。インターフェロンの接種が主な治療法ですが、病気の猫が口の中の炎症が気になる場合は爪でひっかくこともあるので爪を短くしたり、炎症を悪化させない対応をしてあげた方がよさそうです。
こちらも予防接種が推奨されています。

猫汎白血球減少症

パルボウィルスへの感染で発症します。
猫パルボウィルス感染症や、猫ジステンパー、伝染性胃腸炎ともいわれています。胃腸炎の症状として、嘔吐や下痢が見られ、経口感染で猫同士だけでなく、一部の犬にも感染するやっかいなウィルスです。特効薬がないので、インターフェロンの接種や抗生物質の投与が主な治療法となっています。胃腸炎の症状がでるため、水分や栄養分を補給する点滴治療が行われます。
こちらも予防接種が推奨されています。

猫クラミジア感染症

クラミジアという細菌の感染で発症します。猫クラミドフィラ・フェリス感染症ともいわれています。
くしゃみ・鼻水、咳、結膜炎などの症状が見られます。抗生物質の投与で治療を行います。クラミジア感染症は人にも感染した経緯があり、自宅での投薬や点眼治療の際はよく手を洗いましょう。上記の、猫ウィルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症に次いで、飼育の状況によっては、予防接種が推奨されています。

猫風邪からの回復の近道は

飼い猫の健康管理は、飼い主が食事や飼育環境を整えることで守らなくてはいけません。体調不良の猫を放置してさらに悪化させてしまったり、伝染力の強いウィルスでほかの猫や動物にもうつしてしまうことにもなりかねません。症状が軽いうちに早めの対処が回復の近道になります。

猫風邪は人に感染するの?

ズーノーシス(Zoonosis)という、人獣共通感染症という言葉もあります。
猫クラミジアの治療中の猫との触れ合いは十分に注意して二次感染を防ぎましょう。猫クラミジアから人が結膜炎になったという経緯もあるそうです。

猫風邪予防のすすめ

猫風邪は、重症になると命にかかわってきます。世界小動物獣医師会ワクチネーションガイドラインでは完全室内飼いの1頭飼いの猫には3年に1回、多頭飼いや屋外にも出る猫には年1回の予防接種を推奨しています。

予防接種に使用するワクチンは、1本のワクチンに3種類~5種類が混合になっている物が主に使われています。製薬会社によって混合されるワクチンの種類も数も違ってきますので、獣医師に相談して予防接種が猫の負担にならないように気を付けたいですね。

まとめ

猫風邪のほとんどは、ウィルス感染なので室内飼いしている猫でも決して安全ではありません。外へ出かける猫はほかの猫との接触もあり、同じ症状でもウィルスが違えば治療に用いる薬品も違ってきます。

飼い猫が「もしかして風邪?」という気になる症状があるときは、早めに獣医師に相談して、適切な治療をほどこすことが大切ですね。

むらいあや