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【猫の糖尿病】症状・原因から治療・費用・予防法|病気事典

人間でも誰しも起こりうる「糖尿病」という病気ですが、最近では猫や犬までもこの病気を発症するようになったのです。今回は猫のみにしぼり紹介していきます。糖尿病は予防できますので、発症する前に対策をとっておきましょう。

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近年では人間の他にも犬や猫も糖尿病を発症することが増えてきました。猫と犬の糖尿病は症状や治療法や診断も違うため、今回は猫の糖尿病について詳しく紹介していきます。

猫の糖尿病の主症状

水を多く飲みおしっこの量が増える(多飲多尿)・痩せてくる・食欲がなくなる・元気がなくなる・吐く(嘔吐)・目や耳の内側や歯ぐき、肉球が黄色くなる(黄疸)・足全体を床に付けで歩く・座る時に足を後ろに投げ出すようにしている・おなかがふくれる(肝臓の部分)

猫の糖尿病になりやすい子

年齢 6歳〜

種類 シャム猫・バニーズ・ノルウェージャンフォレストキャット・トンキニーズ

性別 オスの猫がメスの猫より高い割合で発症する

猫の糖尿病の主な原因

早食い・大食い

急いでご飯を食べている子や、大食いをする子は発症の確率が高いといわれています。早食いや大食いをすると、インスリン(血糖値を下げるもの)が大量にでてしまいます。日頃から大量のインスリンを出しているため、細胞がインスリンに鈍くなり血糖を上手く取り入れれなくなってしまい血糖濃度が高いままになり糖尿病が発症してしまいます。

肥満

肥満による糖尿病の発症はとても多く、人間でも同じような事がいわれています。体重が増えるごとに発症率も上がっているそうで、早食いや大食い、また遺伝的に太りやすい子などは特に注意が必要です。

年齢

6歳頃から徐々に糖尿病の発症が増えていき、10,11歳の発症率が最も多いというデーターがあります。これは基礎代謝が低下しているのにもかかわらず、いつもと同じ量のごはんを食べているため「食べ過ぎ」につながるっているのではないかと推測されています。

薬の副作用

他の病気で使われている薬がインスリンの働きを弱めてしまい、血糖値が下がらずに糖尿病を引き起こす事があります。特に、心臓の薬・利尿薬・抗けいれん薬・副腎皮質ステロイドなどの薬は特に注意が必要です。

遺伝性

特にシャム猫・バニーズ・ノルウェージャンフォレストキャット・トンキニーズの猫種に発症率が高いデータが出ているのですが、どの遺伝が関係しているのかやメカニズムなど詳しくは判明していません。しかし、猫種によって引き起こしやすい子がいることは確かだそうです。

猫の糖尿病の治療方法

インスリン投与

人間でも行いますが、インスリンの投与を行います。まずはインスリンの量を決めるために5日ほど、入院を行います。そこで決められた量を毎日インスリン注射するのですが、普通は飼い主さんが毎日行います。注射の方法やどんな時にどのくらいの量を投与しなければならないのかは、獣医さんが詳しく教えてくれるので用法用量をしっかりと守りましょう。用量が多過ぎますと血糖値が下がり過ぎて低血糖発作を起こし、痙攣(けいれん)を起こしてしまう事があります。また、少ないと効果が薄まるため、投与した意味があまりなくなってしまいます。

食事療法

食事療法はとても重要になってきます。今まで大食いだった子に対して急にエサをあげる量を減らすと「もっとちょうだい」とおねだりをしてくるため、飼い主さんも心苦しいところもあるかと思います。しかし、療養食や今までのフードよりもカロリーの低いものを選び与えることで、急に食事の量を減らさずにカロリーを抑える事ができます。また、エサを与える回数やタイミングは獣医さんと一緒に相談をして決めてみてください。

運動療法

運動療法を取り入れることもあります。しかし、運動が嫌いな子を無理やり運動させようとすると、ストレスが溜まり返って悪化することがあるため、その子に合った運動方法などを取り入れていきましょう。また、運動をすることによってインスリンの投与する量も変わってきますのでしっかりと獣医さんと相談を行いましょう。

猫の糖尿病の治療費

初診料:1,500円程
血液検査:1,500円程 
※血液検査の項目が増えるとまた高くなります。
検査の為の入院費 1日2,500円程
インスリン費用 6,000円程
注射器 1本70円程 
※注射器は使い捨てのため、ひと月で70本程(4,900円前後/1ヶ月)必要になります。
合計 26,400円程を目安にしておくと良いでしょう。

病院によって異なるため通院予定の病院のサイトなどで金額を確認しておくことをオススメします。動物病院は自由診療のため、治療にかかる費用はその病院で決めることができます。値段だけでも安い病院と高い病院があり、その内容も異なるため前もってサーチをしておきましょう。

猫の糖尿病にならないための予防は?

糖尿病は予防の可能な病気ですので、病気が発症する前に気をつけることで防ぐことができます。まず肥満や運動不足が原因のことが多いので、適度な運動と食べ過ぎ早食いをしないようにしましょう。

ご飯を与えるとすぐに飛びつき「ゴクッングッ」と丸呑みしているように急いで食べていませんか?そのような食べ方をしている子には、迷路のような形をした器や真ん中に魚の形をした突起を付けた器がオススメです。あえて食べづらい形状にすることで、早く食べることが出来ないようになっています。

早食い・大食いをやめさせる方法

わんちゃんねこちゃんの早食い/まるのみ防止に「スローフィールダー」

まるで芝生の中のように無数の突起がじゃまになることで、わんちゃん・ねこちゃんの早食いを防止し、ゆっくり食事をする「スローフード」を自然と身につけうことができます。

エサのモチーフが早食いを防止!「Magisso ペットボウル猫用」

一見普通のペットボウルに見えますが、早食いや丸呑みを防止する機能性食器。中央についている突起状のモチーフは、早食いや丸呑みを防止するためのもの。

早食いを防止することで、食べ過ぎによる肥満や胃腸への負担、喉づまり・嘔吐などのトラブルを回避することが期待できます。

フードのカロリーを調整する食事療法

フードのカロリーを確認していますか?安いからやこれがよく食べるからと選んでいたりしていませんか?しっかりと栄養やカロリーを確認して買うように心がけましょう。

また、6歳になるころに成犬用フードから老犬用フードに変えることをおすすめします。6歳でも元気がいいし大丈夫だろと感じるかもしれませんが、じっとしていても体力が減る事(基礎代謝)が少なくなっているので、知らず知らずのうちに食べさせすぎているかもしれませんので注意しましょう。

適度な運動で肥満防止

人間と同じで運動をしなければ太っていきますので、適度な運動をさせてあげましょう。もし前まで遊んでいたのに遊ばなくなった場合は、老化のためか遊びに飽きているかですので工夫をして運動できるようにしましょう。しかし、無理に運動を行うと猫にストレスをあたえてしまうので注意してください。

猫の糖尿病と診断されてその後の生活

もし愛猫が糖尿病と診断された時は、まずは治療に専念しましょう。猫の糖尿病は懸命に治療を行う事で、完治まではいきませんが軽減することがあるので諦めずにしましょう。

また、自分で判断しインスリンをやめたり、餌の量を減らしたり運動量を増やしてしまうのはとても危険ですので、必ず獣医さんに相談を行いましょう。また、毎日の食事量・運動量・インスリンのタイミング・トイレの回数などをノートにメモをすることで、再診の時などの時にスムーズに診断をすることができます。

まとめ

いかがでしたか?

猫の糖尿病はどの猫にも発症しやすいですが、予防もすることができるので普段からしっかり体調管理を行いましょう。

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