ちょっとまって!犬の去勢・避妊をする前によく考えよう!

これから犬をペットとしてお迎えする方は、犬の去勢・避妊手術についても知ることが大切です。特に去勢・避妊させる時期は十分に獣医さんと相談しましょう。去勢・避妊手術をするのはかわいそう・・・と思う人がいるかもしれません。今後不幸せな命が産まれてくる事が無いようにも、しておくことをお薦めします。

犬の避妊・去勢の手術方法

まず、犬の避妊・去勢は人間の避妊・パイプカットとは大きくことなります。人間の場合臓器は残し、通り道となる所を切断して糸で縛る方法ですることが多いです。では犬の避妊・去勢の方法をみていきましょう。

犬の去勢手術方法

犬の去勢とは、睾丸を取り除く睾丸摘出手術を行います。手術の準備として、手術の前日の夜から絶食をします。手術では全身麻酔をし包皮と陰嚢の1ヶ所だけ1~1.5cmほど切開し、この部分から両方の精巣を摘出します。時間的には30分程で終わりますが、1〜2泊して貰うことが多いです。手術後から抜糸がおわって数日間まで、エリザベスカラーを着用し自分の傷口を舐めない様に保護していきます。傷口を舐めてしまうとそこから雑菌が入り、炎症を起こしてしまう可能性が高くなるためエリザベスカラーなどでカバーをします。2週間前後になると抜糸できますが、まだ完全に良くなっていないので、引き続きカラーを使用して保護を行いましょう。

犬の避妊手術方法

犬の避妊手術には2種類あり、卵巣を摘出する「卵巣摘出術」と、卵巣と子宮の両方を摘出する「卵巣子宮摘出術」。手術の準備として、獣医さんに相談しながら前日夜から絶食をさせてください。手術の方法は全身麻酔をかけお腹にメスをいれ、卵巣・子宮を取り除いていきます。手術は15分〜30分で終わりますが、1泊してもらうことがほとんどです。体調が思ったように回復しない場合はもう1泊することもあります。手術後から抜糸がおわって数日間は、エリザベスカラーを着用し傷口を舐めない様に保護します。抜糸は1週間〜10日間の間で行います。

避妊・去勢の時期

最適な時期ははっきりと決まっていない

避妊・去勢の時期はとても重要なのです。しかし、一番ベストな時期などははっきり決まっておらず、研究中なのだそうです。

早期去勢は危険がいっぱい?

早期去勢とは生後6ヶ月未満の子に去勢を行う事を言います。一番危険とされている時期は生後3〜6ヶ月の間に去勢をしてしまうとさまざまな問題が起きると言われています。犬にとって3〜6ヶ月は人間で言う思春期の時期にあたり、この時期は性ホルモンが活発に働く時期なのです。その大切な時期に去勢をしてしまうと病気や体型に変化が現れるそうです。

一般的には6ヶ月後

多くの獣医さんがオススメしているのは生後6ヶ月後です。しかし、この時期にするのがよい!とは言い切れないためしっかりと獣医さんと相談しながらいつにするのかを決める事をお薦めします。

犬の去勢・避妊をした時のメリット

予期せぬ出産を防止する

去勢を推薦する1番の理由として望んでいない妊娠があげられます。「産まれてきた子を育てられないのであれば、誰か欲しい人にあげればいいや」と簡単に考えている人がいるのではないでしょうか?しかし、今ではペットを飼っている人やマンションに住んでおり飼いたくても飼えない人も増えているため、簡単に里親が見つからないのが現状です。そのため、自分で飼うことになり経済的に厳しくなり止むを得ず山に捨ててしまったり、保健所で処分しなくてはならなくなります。そのような事がないようにするためにも、去勢は必要になります。

雄の犬はおとなしくなる?

オスの場合、性ホルモンによって威嚇や喧嘩をしたりします。しかし、その性ホルモンを分泌している所を取ったため、短気にならず穏やかな性格になると言われています。

犬の去勢・避妊のデメリット

太りやすい・・

特にオスは太りやすく、食事管理を徹底しなければなりません。オスが去勢後太りやすい原因は「性ホルモン」にあり、精巣から分泌される「テストステロン」というホルモンによって脂肪を分解し、筋肉に変えてくれる働きがあるのです。人間の男性でも、食べても食べても太らない人をみかけたことはありませんか?実は太らないのはこの「テストステロン」のおかげなのです。しかし、歳を取る度にその分泌力が弱まり、太りやすくなってしまいます。

早期去勢・避妊はしない方がよい?!

早期去勢・避妊とは生後6ヶ月未満の子に去勢を行う事を言います。犬は早期去勢をすることによって、病気を引き起こしやすくなる危険があるのです。しかし、時期を見直すだけで危険性もぐんと落ちるので、じっくりと獣医さんと手術の時期について相談しましょう。

犬の早期避妊をすると骨の病気になりやすい

犬で早期避妊をしてしまうと、身長の高い子や骨肉腫(骨のガン)になりやすい傾向にあります。なぜ、身長の高い子ができてしまうのでしょうか。実はエストロゲンというメスの性ホルモンが骨と密接な関係があり、とても重要な働きをしてくれるのです。このホルモンが生成される臓器(卵巣)を産まれて間もないうちに摘出してしまうと、当然このホルモンは出なくなってしまいます。エストロゲンは、骨の成長をゆっくりにさせ丈夫な骨を形成させていきます。そのため、エストロゲンの役割を取ることによって背の高い子が多くなるのです。

早期去勢・避妊だと癌になりやすい

がん予防に臓器を取る事は言われていますが、早期去勢をしてしまうと他の所にガンができやすくなる傾向があります。また、心臓に腫瘍ができる確率がしていない犬に比べ5倍以上も高くなるという結果が出たそうです。

まとめ

「避妊・去勢をすることで不幸な命を増やさない。」これが、避妊・去勢を薦める第一の理由です。保健所などで殺処分される犬達を減らすためにも、大事なことですのでしっかりと考えて上げる事が大切です。今では昔とくらべて長生きする子が増え、病気にかかる子も増えてきました。そのため、避妊・去勢をしないから・したから病気にならないというわけでは無いので、どんな状況であれ最後まで看取ってあげてくださいね。

ミカ
小動物看護師の資格取得を目指し中!山育ちのため動物や自然が大好きです。ペットは「猫・犬・鶏・ハリネズミ・うさぎ・亀・メダカ」を飼ったことがあります。おでかけ・カフェ巡りや甘いスイーツが大好物です♪