愛犬・愛猫との旅行を楽しむために。 乗りものを利用する際に気をつけること【飛行機編】|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」

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愛犬・愛猫との旅行を楽しむために。 乗りものを利用する際に気をつけること【飛行機編】

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愛犬・愛猫との旅行を楽しむために。  乗りものを利用する際に気をつけること【飛行機編】

愛犬や愛猫を飛行に乗せて大丈夫?

JAL・ANAをはじめとする国内線の主要航空会社では、ペットを飛行機にのせることを許可しています。受託手荷物扱いになってしまうため、基本的に機内に一緒にのることはできませんが、現地で一緒に過ごせることを考えればうれしいものです。ほかにも下記の航空会社であればペットを飛行機にのせることができますよ。

  •  スカイマーク
  • エアドゥ
  • ソラシドエア
  •  スターフレイヤー etc…

※ピーチ、ジェットスター、バニラエアを始めとするLCC各社では、ペットを飛行機にのせることはできません。

ペットを預ける場合の注意点

飛行機を降りると、イヌやネコとの楽しい時間が待っています。けれど空の旅は体への負担が大きいことも事実。対策をしっかりしておきましょう。

1 健康状態のチェック

受託手荷物として預けた場合、ペットは貨物室へ運ばれます。そのため、家族と離れることによるストレスや、気温の変化によってペットの体調に異変が生じることも。以下の項目に該当する場合は、事前にかかりつけの獣医師へ相談することをおすすめします。

  • 呼吸器に疾患をもっている
  • 体温調節が上手でない
  • 以前航空輸送をした際に食欲がなくなり、下痢を起こしたことある
  • 航空輸送が体質的に合わないと思われる症状がある
  • 暗い場所でストレスを強く感じる傾向がある

※妊娠中や心臓・呼吸器疾患がある場合、また生後4か月未満のペットを預けることはできません。
※フレンチブルドックやブルドックなど、ほかの犬種と比べて高温多湿に弱い短頭犬種(ボクサー、シーズー、ボストンテリアなど)は、通年または時期により預かりが中止されています。

2 航空機による輸送環境のリスク

預けたペットは、出発間際まで空調の効いた場所や日陰で待機することになります。けれど航空機への搭載・取り降ろし作業時には、駐機場などでどうしても外気にさらされてしまうそう。ペットがおかれる環境を飼い主もしっかり把握しておくことが大切です。

  • 湿度と気温

貨物室内の環境は、必ずしも客室と同じとは限りません。特に夏場は気温や反射熱の影響を受け、高温になることも考えられます。また航空機への移動、乗り降りは屋外となるため、夏や冬は温度・湿度に大きな変化が生じる場合があります。

  • 照明

飛行中は照明が消え、暗室となります。また気圧に関しては2000mの山頂と同程度となるため、上昇中・下降中の気圧の変化で耳の機能などに悪影響を与える恐れがあります。

離陸・着陸時や飛行中は、機械操作音や風切り音がします。また、航空機への乗り降りの際には、航空機や地上車両の音が聞こえます。

3 暑さ・寒さ対策をしっかりと

夏場はクールマットや保冷剤などの冷却グッズ、冬場は毛布やペット用カイロを持参するなど、ペットの空輸環境を整えるサポートは飼い主にもできます。普段使っているタオルを持参すると、いつもの匂いにペットも安心するかもしれません。またペットが待機するクレートには給水器を設置できるため、水分補給のため持参するとよいでしょう。

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ペットの空輸料金は?

料金は航空会社や路線によって異なりますが、国内線の場合、ペットクレート1個1区間あたり3000円~6000円程度です。クレートレンタルは無料が多いですが、料金がかかることもあります。乗り継ぎ便の場合はその都度ペット料金が発生するのでご注意を。

車やフェリー、電車、タクシーでの移動も手かも

飛行機での夏場の移動に不安がある場合や、そもそも飛行機に乗れないペットとの移動には、時間はかかるけれどほかの乗り物も検討してみましょう。

まとめ

いくら旅先で家族と過ごせるとは言え、飛行機での移動はペットにとって恐怖と不安でいっぱいです。慣れない環境から様々な症状が出てしまう子や、後遺症が残ってしまった子、最悪の場合は死に至る危険性さえあります。悲しい事故から愛犬や愛猫を守るためには、事前の準備と健康管理は欠かせません。難しいと思ったら無理はさせず、留守番や移動手段の変更を検討しましょう。飛行機から降りた直後は体調を崩してしまうことも多いので、到着後の様子もしっかりと気にかけてあげてくださいね。

※ANA・JALのHPを一部加工して作成

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