ペットが死んだらどうする?ペットの供養の方法

ご供養で心が整理されてペットロス症候群からも回復しやすくなる

ペットを亡くしたショックで、精神的・身体的に変化が現れ、生活に支障をきたすほどふさぎこんでしまうと、いわゆるペットロス症候群と呼ばれることがあります。亡くなったペットの供養は、ペットのためだけではなく、飼い主さんの心の整理にもなります。いつまでも忘れないという気持ちが、ペットロスから立ち直りやすくなることにもつながるのです。

ペットの供養の方法

遺骨をどうするか?

死んだばかりのときは気持ちの整理がつかず、はなれるのが寂しくて持ち帰らずにいられない…と遺骨を引き取り持ちかえり、気が済むまで自宅供養をすることはあります。ですが、落ち着いた頃に遺骨をどうしようと悩む飼い主さんもいますので、あらかじめどうするのかは決めておいた方がよいでしょう。

ペットの遺骨を持ち帰る場合の選択肢

  • 手元供養・自宅供養をする
  • 永代供養をする
  • 納骨堂に入れる
  • お墓をたてる
  • 家の庭など自分の土地に埋める
  • 自分や家族と同じお墓に入る

遺骨を持ち帰る前に気をつけておきたこと

  • ペット火葬でも、返骨のサービスはあるか
  • 地方自治体でも、個別火葬をしてくれるところがないか
  • 遺骨を埋葬するスペースはあるか
  • 入る予定の墓地は、ペットと人が同じお墓に入ることができるか
  • 家族とどうするかの意見は合っているか

ペット火葬に拾骨・返骨のサービスはありますか?

ペットの遺骨をどうする?

横浜市は個別火葬を実施しているそうですが、地方自治体での火葬や、ペット火葬のなかでも合同火葬をおこなった場合は、どの遺骨がペットのものなのかがわからないこともあり、返骨してもらえません。埋葬するスペースがない場合などは、返骨してもらうにしても小さなかけらや歯、遺毛を切り取っておく、など少しだけ持ち帰り手元供養するということもできます。

お骨は持ち帰れないが、遺毛を切って手元に残しておく

費用の問題や、埋骨するスペースがないといった理由から、遺骨を持ちかえることができないこともあるかと思います。そういった方は、遺毛を少しだけ切って残しておくことも選択肢のひとつです。写真を送るとペットの姿とうりふたつの遺毛を編み込んだ、ニードルフェルト(羊毛フェルト)のぬいぐるみにしてくれるといった商品もあるのでおすすめですよ。

埋葬するスペースはありますか?

遺骨を持ち帰ったはいいが、自宅はアパートで埋葬するスペースがないということはありませんか?また、土葬すると自然に還るという理由で埋める人が多いのですが、埋めればすぐに土に還るわけではありません。30年、40年という長い年月をかけて土に戻ります。庭に埋めるとしても、土地は引っ越しや売却、譲渡などで他人の手に渡る場合もあります。その時のことを考えて、埋葬場所を選択しましょう。

粉骨してから埋葬する方法も

フェレットやうさぎ、インコなどの鳥類、猫、小型犬以下の小さなペットの骨はそのまま土に埋めてもあまり目立ちませんが、中型犬以上の大きな犬は骨も大きいので土にかえるのも時間がかかります。

粉骨してから埋葬した方が目立たないので、粉骨をするのも選択肢のひとつです。サイズの大小にかかわらず、粉骨して埋葬すると埋めたあとに動物に掘り返されるリスクもなく、土地を譲渡・売買した際にも、掘り返されてしまう心配をしなくてよくなります。

河川敷や近所の土手、海などへの散骨は法律違反?

山や河川敷などの散骨

海や公園や河川敷など他人の土地に無断で埋めた場合、廃棄物の不法投棄となり罰せられます。必ず自宅敷地内に埋めましょう。ペットの大小に関係なく、法律5条の規定に反し「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物または廃物を棄てた者」として軽犯罪法違反(同法1条27号)により処罰されます。

手元供養をするという方法も

ペットと離れがたく、亡くなった子の遺骨を何年も手元においている飼い主さんはたくさんいます。ほかにも霊園に入れるための費用面や、お墓に通うことが難しいなどといった理由から、自宅で手元供養を選択することも。

人間の場合は宗教の教えやお寺の関係などがあり、「何日に納骨」「何日に供養」と決められていたり、自宅においておくのは供養にならないのではないか?という意見もあるようですが、人間が死んだときの流れを、犬や猫に当てはめる必要はまったくありません。飼い主様の1番良いと思われる方法で供養してくださいね。

ただし飼い主さんが亡くなったあとは、誰も同じ供養を続けてはくれないので、最終的にどうするかは決めておくと良いですよ。

納骨堂と霊園・お墓の違いは?

最近ではペットのための納骨堂や霊園のサービスも増えてきました。(霊園や墓地など呼び方は住んでいる地域によって異なりますが、同義ととらえてください。墓地は一軒家、納骨堂はマンションのイメージだとわかりやすいかもしれません。)

お墓と納骨堂の違いですが、お墓は遺骨を埋葬する場所、納骨堂は遺骨を預けて保管してもらう場所です。ペットのお墓の建立には墓石代と工事費用、永代使用料、維持管理料などの費用がかかりますが、納骨堂では墓石などの費用はかかりません。

ペットを人と一緒のお墓に入れることも

時代の流れにより人とペットが同じ墓に入るのは厳禁という考えが緩くなってきました。ですが、人間の霊園の場合は、地方自治体や霊園によってルールが定まっています。人と同じお墓に入れることは可能か、あらかじめ墓地の方に確認をしておく必要があります。

ペットもお経をあげてもらえるの?お布施はいくらつつめばいい?

合同埋葬などでお経をあげてもらうことができるといったペットの火葬サービスもありますし、お寺さんに頼めば葬儀のとき以外でも初七日、49日、お盆の法要などでペットもお経をあげてもらえるそうです。

みんなの「私はこう供養しています」

ペットの供養のしかたは人それぞれで、どれが正解などはありません。ほかの愛犬家・愛猫家の人たちはどんな供養をしているか、紹介します。

愛犬の祭壇をつくって、毎日手を合わせています

祭壇に毎日手を合わせています

亡くなってからペット霊園で火葬をしたのですが受け入れられず、泣きながら骨壺に骨を入れました。今は自宅の常に目が届くところに、位牌と写真を飾って祭壇を設け、毎日お水とペットフードをお供えしています。天国に行ってから5年、忘れることはありません。

愛猫のためのお墓を実家の庭に設けました

自分たちは借家で庭がないため、実家の裏庭の杏の木のそばに小さなお墓をたてました。お墓には、ミネラルウォーターと猫缶とお花を供え、命日には実家に帰ってお参りをしています。

遺毛と歯の入ったペンダントを持ち歩いています

雑種ですが整った顔を黒い毛並みのキレイな、可愛い子でした。突然13才で、家族留守中に逝ってしまいました。ひとりぼっちで寂しい思いをさせてしまったので、いつでも一緒にいれるようにペンダントに。遺毛と、生前に抜けた歯が入っています。工芸作家さんにつくってもらいました。

飼い主さんの気持ちが一番落ち着く方法をおすすめしまう

お墓をたてなかったから申しわけない…などと悔やむことはありません。大切なのは、飼い主さんがペットと一緒に過ごしたことを大切に想う気持ちです。側に置いて供養したければそれでも良いし、土に返してあげたいと思えばそれでも良いと思います。飼い主さんが、費用面や気持ちの面で一番良いと思った方法を選択しましょう。

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nobushino
大分県大分市在住、東京都渋谷区恵比寿、福岡市中央区の多拠点生活をしている。ペットのおでかけコンシェルジュとして、主に大分福岡の九州エリア・関東エリアを、チワワのあんこちゃんとおでかけしている。ペット可のカフェ巡りをしすぎて体重が気になるところ…。