犬猫アレルギーの症状は何科に行く?動物アレルギーの検査方法や費用、検査結果の数値の見かた

猫アレルギー・犬アレルギーの症状が出た場合は、何科に行くべき?

猫や犬に近づく、触るなどしてアレルギー症状が見られたら何科に通ったらいいでしょう?発疹や赤みが見られるときは皮膚科、くしゃみや咳、喉の痛みなどが見られるときは耳鼻咽喉科、腹痛や下痢などの症状があるときは内科に、それぞれ対応できる診療科に行きます。

眼科

  • 目がかゆい
  • 目が痛い
  • 白目がぶよぶよする
  • 目がゴロゴロする
  • 眼が赤くなる(アレルギー性結膜炎)

皮膚科

  • 全身、もしくは腕、耳、顔など身体の一部が痒い
  • 蕁麻疹や湿疹(しっしん)がでる
  • 皮膚が赤くなる、赤い斑点が出る
  • 肌荒れ、ぶつぶつ、皮膚炎のような症状
  • 口、唇が腫れる

耳鼻咽喉科

  • 咳が止まらない
  • 喉の痛み、喉の腫れ、喉の違和感
  • 息苦しい、呼吸の異常(ヒューヒュー、ゼイゼイ)
  • 扁桃腺、リンパが腫れる
  • 呼吸が乱れる(呼吸困難)

症状が様々で何科に行けばいいのかわからない場合

お腹がいたくなったり、喉がイガイガして息苦しく気持ち悪くなるときもある…など、アレルギー症状があるけれど、どの診療科に行っていいかわからない場合は、皮膚科か耳鼻咽喉科にかかることが多いです。これは、アレルギー症状は皮膚や耳鼻咽喉に出ることが多いため、詳しい医師が多いためです。必要に応じて、その場で血液検査や皮膚検査を受けることも可能だったりします。

猫アレルギーの症状チェックリスト、また症状の詳細な状態や薬とその副作用に関する内容は次の記事をご確認ください。

近くにあればアレルギー科がおすすめ

最近では特に都心でアレルギークリニックや、総合病院でもアレルギー科があることもあります。内科や耳鼻科、皮膚科ではアレルギーの検査はしてくれますが、猫アレルギーと検査結果が出たあとの対処方法などを詳しく説明してくれるところは少ないので、アレルギー専門の科がある病院やアレルギークリニックで診てもらうことをお勧めします。

アレルギーとは本来、いろんな因果関係により発症するもので、対処のしかたが大切になりますが、アレルギー科であればさまざまなアレルギー症状に専門的に対応してくれますし、アレルゲンの対策方法なども指導してくれるところもあり、ありがたいですね。

猫アレルギー検査は何科に行けばいいの?

最近では自宅で簡単に検査をできる方法もありますが、基本的には病院にかかることをおすすめします。猫アレルギーは何科を受診すればよいのでしょうか。

猫アレルギーは、主に内科や皮膚科、耳鼻科(耳鼻咽喉科)、アレルギー科で検査することが可能です。通常は血液検査をします。ほかには、パッチテストや負荷試験もあります。

✓ 内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、アレルギー科で検査が可能

@pixabay

検査方法の種類や内容は?

アレルギー症状の原因を特定するための検査方法は代表的なのは「皮膚テスト」「血液検査」のふたつ、あとは「負荷試験」があります。アレルギーの検査は各病院によって扱ってる種類が異なりますので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

(1)皮膚テスト

  • ブリックテスト(スクラッチテスト)
  • パッチテスト
  • 皮内テスト

(2)血液検査

(3)原因物質除去試験、負荷試験

(1)皮膚テストの種類と方法

皮膚検査では、アレルゲン物質を直接肌に当て、反応を見るものです。その中でも「ブリックテスト(スクラッチテスト)」「パッチテスト」「皮内テスト」があります。

プリックテスト(スクラッチテスト):お勧め度△~○

スクラッチテストとは、スクラッチ針と言われる特殊な針で皮膚を引っかいて、そこにアレルギーの原因とされる物質のエキスを少量たらし、15〜20分ほど待ち反応をみる検査です。

アレルギーがあるものには赤くなったり、かゆくなる、肌に虫刺されのような膨らみができるなどの反応が見られます。そのふくらみの大きさが5ミリ以上になると陽性と判断されます。

短い時間ですみ、痛みもほとんどなく安全性が高い検査ですが、特定のアレルギー反応以外にも反応をおこすこともあるため、血液検査に比べると精度がおちるとのことです。

事前準備として検査前数日間は、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬の、くすりの服用を中止しなければなりません。

パッチテスト:お勧め度 ◎

パッチテストとは、アレルゲンエキスを染み込ませた絆創膏やパッチを貼り付けて、反応をみる検査です。この検査は、2〜4日経過をみる必要があります。猫アレルギーでもまれに見られる、遅延型アレルギーである皮膚炎や、アトピー性皮膚炎の検査によく用いられます。

皮内テスト:お勧め度△~○

皮内テストとは、アレルゲンエキスを皮内に注射をし、15分後の反応をみる検査です。この検査は全身に強い反応(アナフィラキシーショック)が起こる場合や、副作用の危険性もありますが、1番反応が出やすいです。プリックテストで様子を確認してから実施する必要があります。

皮内テストのイメージ

イメージ画像です@pixabay

(2)血液検査の方法

血液検査(血中抗原特異的lgE抗体検査)では、注射器で血液を少量採取し、さまざまなアレルゲンに対する特異的IgE(免疫グロブリンE)の量を調べます。「lgE値」とは「アイ ジー イーち」と読み、「IgE抗体」というアレルギーの引き金となっているタンパク質です。どのアレルゲンに対するIgE抗体がどれぐらいあるか(特異的IgE抗体価)を調べることにより、アレルギーの原因をみつけます。

病院内に検査機器がある場合は、20分〜1時間ほどで結果がでますが、その病院にない場合には結果に1〜2週間程度かかるため、再度病院に行く必要があります。幼児など注射を怖がる子どもには針が見えないように、かかとからの採血が可能な方法もありますので、いずれも受診される予定の病院に電話して、受付にお尋ねください。

猫アレルギーの血液検査について

イメージ画像@pixabay

猫アレルギーの血液検査で出た数値の見かた

IgE抗体価はその値によって0~6のスコアで表され、数値の高さは抗体の多さを示しています。0は陰性で問題なし、1は偽陽性でほぼ問題なし、2〜3は軽中度の症状が、4以上は重い症状が出るとされています。レベルが高いほど陽性度が強くなりますが、必ずしもアレルギーの原因を確定するものではありません。

必ずしもクラスが高ければアレルギー症状が強いというわけではありません。高いレベルが出たけど、アレルギー症状が出ないという人もいます。

レベルIgE抗体濃度判定
レベル00.34以下陰性
レベル10.35以上偽陰性
レベル20.70以上陽性
レベル33.5以上陽性
レベル417.50以上陽性
レベル550.0以上陽性
レベル6100.0以上陽性

 

(3)原因物質除去試験、負荷試験

検査としては、主に皮膚テストや血液検査がおこなわれますが、検査の結果、レベルが高いからアレルギー症状が出るとも限りません。まず症状が出て、その症状が本当にアレルギーによっておこされているかどうかは、物質除去試験、負荷試験をおこないます。

具体的には、アレルギーの原因となる猫のいる環境から離れて2週間ほど過ごし、症状が軽減したかどうかをみる「物質除去試験(アレルギー除去法)」をおこない、その後、最初の環境に戻る「負荷試験」で、症状が出た…場合に、猫アレルギーと断定されます。

原因を特定できるといったメリットはありますが、期間を要すること、またもともとアトピーがある場合や、喘息持ちの場合などは、投与量や期間をしっかりと確認しつつ実施をしないと、死に至ることもありますので、かならず医師と相談しておこなってください。

アレルギー検査の費用は?

検査費用は、医療機関によっては値段が異なり、初再診料、処方料、採血料、判断料、検査実施費用などは別途必要です。(次に記述している費用は参考価格です。)

また、医師が必要と認めた場合には保険対象となりますが、認められない場合は全額自費となります。一般的には、すでに症状が発症しているときには保険が適用され、発症してないがアレルギーなのか知りたいというようなときには保健適用されません。気になる方はあらかじめ病院に確認をしておきましょう。

皮膚テストの費用

健康保険が適用された場合、ブリックテストは検査項目一つごとに420円前後加算、パッチテストは1項目ごとに200円ずつ加算となります。

血液検査の費用

1項目1100円、保険適用では自己負担330円で、項目が増えると費用が増えます。

せっかくなのでいろんな検査をしたい、という人にはViewアレルギー39というセット検査もあります。犬アレルギー、猫アレルギーを含む、日常生活で接する事がある39項目のアレルギー物質に対して、アレルギー反応があるかどうかを調べる血液検査のセットで一度に検査できます。検査費用は約5,000円〜7,000円となります。

犬・猫アレルギー検査を、自宅で簡単にできる方法

アレルギーチェックのために病院に行く時間がないなどの理由で、自宅で検査を手軽にできないの?という方もいるかもしれません。動物アレルギーの原因となる、コナヒョウヒダニ、ハウスダスト、ネコ皮屑、イヌ皮屑をはじめ、食物アレルゲン・花粉アレルゲン・環境アレルゲンなどの36種類の項目が微量の血液(指先から3~4滴程)の郵送で検査できます。

アレルギー検査キット36項目のIgE抗体検査

¥26,460(税込)

IgE抗体検査のテストキット「MASTⅣ」は、医療機関と同じレベルの「血清」による検査が、自宅で簡単におこなえます。

自宅で猫アレルギー検査をする

ランセットにより指に針を刺します。意外とチクっとする程度で血が出ます。

MAST IVアレルギー検査報告書

MAST IVアレルギー検査報告書の例です。

ペットを飼う前に、動物アレルギーの検査をしましょう

結果が出るまで約1〜2週間程かかる場合があるため、ペットを飼う前に検査をすることをおすすめします。

ほかに、猫アレルギーかも?という症状があればチェックしてみましょう。

nobushino
大分県大分市在住、東京都渋谷区恵比寿、福岡市中央区の多拠点生活をしている。ペットのおでかけコンシェルジュとして、主に大分福岡の九州エリア・関東エリアを、チワワのあんこちゃんとおでかけしている。ペット可のカフェ巡りをしすぎて体重が気になるところ…。