猫アレルギー、出る猫と出ない猫がいる?特定の猫や性別によって症状が少ないのはホント?10種類の猫を紹介。

猫アレルギーの原因を知る

まずは猫の何に反応して、アレルギー症状がおきているのかを知りましょう。

ネコアレルゲンは8種の糖タンパク

ネコアレルゲンはFel dという名前の糖タンパク質で、「Fel d」は現在わかっているもので合計8種類、猫の皮膚中に存在する脂腺や肛門腺、唾液腺、涙腺から分泌されるものです。そして8種類のうち、猫アレルギーの代表的なアレルゲンには「fel d1」と「fel d4」があります。

猫アレルギーの原因は、糖タンパク質

pixabay

猫アレルギーの原因「Fel d1」

「fel d1」は、猫アレルギー患者の90%はこのアレルゲンに反応を示しているとされており、鱗片(ふけ)や皮脂腺、唾液腺、涙腺、肛門腺から分泌される糖たんぱく質で、肛門腺からの分泌液が高濃度だそうです。

猫アレルギーの原因「Fel d4」

「fal d4」はリポカリンというタンパク質から構成されており、猫の顎下腺から放出される唾液中にのみ含まれているものです。fel d1の次に有名で、猫アレルギー患者のおおよそ64%以上がこのアレルゲンに反応を示しているそうです。

 

ちなみに猫の毛自体にFel dは含まれていませんが、猫がペロペロ体をなめて「毛づくろい」などをする時に、唾液に含まれるFel d1が毛に付着し、毛が抜け落ちるときに一緒におちます。これが、空気中に舞って人間にアレルギーをひきおこします。

猫アレルギーの症状

  • 鼻水やくしゃみ、咳が出る
  • 目のかゆみ、充血
  • 皮膚が赤くなる、痒くなる

これらはすべて、猫アレルギー反応の中でも軽度なものですが、重度になるとゼイゼイとぜん息を引き起こす場合もあります。猫アレルギーの原因と症状について、より詳しく知りたい人は、こちらのページを参考にしてみてください。

ネコアレルゲンがやっかいとされる理由

ネコアレルゲンは花粉症などに比べて非常に小さい粒子で、乾燥し空気中に飛散・長時間空中を漂いやすく、衣服や髪の毛に付着しやすいため、一般的にアレルギーの中でもやっかいとされています。猫を飼っていないのに猫アレルギー症状が出る方がいるのはこのためのようです。

品種によって猫アレルギーでも大丈夫な猫「ハイポアレルジェニック・キャット」とは

猫アレルギーが出にくい特定の猫、ハイポアレルジェニック・キャット

pixabay

前述のとおり、猫アレルギーは猫の皮膚(フケ)・唾液・尿などの分泌液に含まれるアレルゲン「Fel d1」によって引き起こされます。

このFel d1の分泌量が少ない、アレルギーに優しい猫種のことを「ハイポアレルジェニック・キャット」といい、猫アレルギーの人でも飼いやすいといわれています。

人の猫アレルギーは猫の唾液に含まれる蛋白(Fel D1)が原因の一つですが、猫の中でも猫アレルギーの原因になになりにくい猫の種類が紹介されています。それはバリニーズ、オリエンタルショートヘア、ジャワニーズ、デヴォンレックス、コーニッシュレックス、スフィンクス、サイベリアンの7種です。

藤井動物病院

アレルゲンであるたん白質の分泌が少ない個体がいるとされる「ハイポアレルジェニックキャット」を紹介します。

1.サイベリアン

ロシア産の猫。野性的な外見と警戒心の強い猫ですが飼い主には愛情深い子が多いそうです。 大きい体とモフモフした毛が特徴的です。

サイベリアンはほかの猫種に比べ、唾液に含まれるアレルギー物質(糖タンパク質)の生産量が少なく、アレルギーに優しいといわれています。

猫アレルギーを持っている人の75%は、サイベリアンに対しては反応を起こさないという記事も。(引用:catster

2.ロシアンブルー

猫アレルギーが出にくい猫、ロシアンブルー

pixabay

運動量は多く、遊び好きである。ボイスレスキャットと呼ばれるほど鳴き声を上げることが少なく、性質も大人しいが、ほっそりした短毛種。ほかの猫種より抜け毛がすくないため、猫アレルギーにも優しいとか。体臭や口臭もほとんどなく、毛並み等のケアにもさほど手がかからない為、飼いやすい猫ちゃん。

3.バリニーズ

バリニーズは長毛種ですが、抜け毛が少ないため猫アレルギーに優しいとされています。原産国はアメリカで、シャム猫の変異種として誕生した猫だそうです。体重は3.5~5㎏、性格はひとりぼっちにされることが苦手な為留守番が長くない方がよいです。

4.ジャバニーズ

ジャバニーズ (Javanese) は頭は直角的でくさび形、脚は細長く、つり目が特徴的。原産国であるアメリカでもあまり見られない珍しい種類。性格は甘えん坊で、飼い主によくじゃれます。

中毛種〜長毛種だが抜け毛は多くないことから、猫アレルギーに優しいとされています。

5.オリエンタルショートヘアー(オリエンタルショートヘア)

猫アレルギーでも大丈夫な猫とされる、オリエンタル・ショートヘア

pixabay

オリエンタル・ショートヘアはシャムを元に作出された猫種で、被毛色白以外は、目はキレイなグリーンをしています。300種類以上の毛色パターンがあり、小さな顔に大きな耳、細身で脚が長いのが特徴。とても短毛なため、抜け毛があまり出ません。ポイントカラーが特徴のシャムの、ポイントカラーのないシャム猫が、オリエンタルショートヘアです。軽度の猫アレルギーをもつ人は、オリエンタル・ショートヘアーを飼っている人も少なくありません。頭がよく、社交的、性格は甘えん坊で寂しがりやな子が多いです。

6.スフィンクス

猫アレルギーでも飼いやすい猫「スフィンクス」

pixabay

小さな顔に、大きな耳、毛がないのが特徴です。原産国はカナダ、 体重は3.5~7 kg、特徴は毛がないゆえに寒さに弱く、暑さにも弱いため、室内で空調管理して飼う必要があります。性格は賢くて好奇心旺盛、聞き分けの良さが魅力です。

無毛種のため、ほかの猫種とくらべてフケがひろまりにくいようです。ただし、無毛種とはいえ、とても短い産毛が生えていますし、糖タンパク質が出ないわけではないので、アレルギー対策はしてください。

7.ベンガル

ヒョウ柄のような模様が素敵なベンガルは、短毛種ということもあり他の猫種よりも抜け毛が少ないく、他の猫にくらべてグルーミングの時間が少ないため、アレルゲンの拡散が防げます。性格は野生の血が入ったワイルドな容姿とは違って、穏やかで温厚。周りの環境を気にして生活する為ストレスをためやすいともいわれています。

8.デボンレックス

プードルのような巻き毛から「プードルキャット」とも呼ばれるデボン・レックス(デヴォンレックスと呼ばれることも)。原産国はイギリス、体重は3〜5kg、好奇心旺盛な性格で活発、いたずら大好きです。短毛種で抜け毛が少ない猫種なので、猫アレルギーの方にもおすすめできます。

9.コーニッシュレックス

巻き毛が魅力的なスレンダーな猫、コーニッシュレックス。猫はおおきくわけて、アンダーコード(下毛)、トップコート(上毛)という2種類の体毛が生えていますが、コーニッシュレックスはアンダーコートしか生えていないため、ほかの猫種に比べて抜け毛が少なく、フケの拡散が少ないといわれています。

10.シャム

猫アレルギーの原因物質、アレルゲンが出にくい猫種 シャム

pixabay

ブルーアイが美しいシャムも、一般的な猫より抜け毛が少ない低刺激性の猫種です。体重は2〜3kg、原産国はタイ。性格は陽気でおすまし、猫とも人とも仲良しになれます。

猫アレルギーでも飼いやすい種類の特徴

上記のほかに、メス猫の方がオス猫よりFel d1の分泌が少なく、未去勢のオス猫より、去勢したオス猫の方がFel d1の分泌が少ないといわれています。その他にも、薄い毛色の方が濃い毛色より猫アレルギーの症状が出にくいという実験結果も。

  • アレルゲン物質「Fel d1」の分泌が少ない特定の猫「ハイポアレルジェニックキャット」
  • 雄猫より、雌猫の方がアレルゲン物質が少ない
  • 雄猫の場合、去勢している方がアレルゲン物質が少ない
  • 濃い毛色の猫より、薄い毛色の猫の方がアレルゲン物質が少ない

「ハイポアレルジェニック・キャット」で、薄い毛色の雌猫…だと、もしかしたら、症状が軽減されるかもしれませんね。

まとめ

ただし、どのデータでもいえることはFel d 1を全く分泌しない猫はなく、また個体によっては普通の猫と変わらない量のFel d 1を分泌するので、先に挙げた全ての猫がアレルギー症状が出にくいということではないので注意しましょう。

軽度のアレルギーであれば、対策次第では猫と暮らすことができるかもしれません。

また、猫アレルギーの程度は人それぞれです。猫アレルギーが原因の死亡例もあり、決して軽視してはなりません。

猫アレルギーが疑われる場合は、病院で診察をうけるとともに、アレルギーチェックをしておきましょう。

nobushino
大分県大分市在住、東京都渋谷区恵比寿、福岡市中央区の多拠点生活をしている。ペットのおでかけコンシェルジュとして、主に大分福岡の九州エリア・関東エリアを、チワワのあんこちゃんとおでかけしている。ペット可のカフェ巡りをしすぎて体重が気になるところ…。