ペットショップやブリーダーさんに支払う費用や、毎日のエサ代だけが、ペットにかかるお金ではありません。

ペットが怪我をしたとき、多額の医療費が必要なこともあります。その子が病気がちだった場合は人間と同じくらい医療費がかかります。旅行のときはホテルに預けたり、老後は介護が必要になったりもします。愛情だけでは解決できない問題もありますので、 生涯をとおしてどれくらいの費用がかかるのか？をよく知り、ご自身の経済力とくらべて今一度ご検討下さい。

「ペットにかかる医療費」や「ペット保険」のことはご存知でしょうか？健康であれば問題ありませんが、先天性や後天性のものふくめ、病気がちかどうかは一緒に暮らしてみないとわかりません…。

ワンちゃんを迎え入れる準備や環境はできていますか？
かわいい子犬・子猫を前に、衝動的に買うのをぐっとこらえて、環境の準備が整っているかを見直してみましょう。

ペットを連れていけない出張や、旅行をするとき、預ける先などは決まっていますか？またその費用についてなどは事前に調べ、備えはありますか？

自身や、パートナーの都合での転勤が多い方などは、ペットにかかる精神的・費用面の負担を考えていますか？毎回「ペット可のマンション」を借りるとしても費用がかかります。特に猫やうさぎは環境の変化に弱く、これまで問題なかったのに逃げ出したり、ストレスで死んでしまうことも・・・。

自分だけでなく、家族や、将来子どもを産む予定のある方などは、特に動物アレルギーの症状・検査方法・治療を学ぶ必要があります。

ひとり暮らしのひと、また家族との同居であってもみんな働いているなど、ワンちゃん・猫ちゃんがひとりになる時間が長い方は、留守番中のしつけをきちんとできるのか、またご飯やトイレはどうするのかよく検討してください。

犬や猫も、人間と同じように年をとり、ボケてきます。トイレ以外で粗相をしたり、噛み付いたりするかもしれません。大型犬になると、床ずれ防止のために一定時間ごとに体勢をかえてあげる必要があるなど、人間の介護とかわらないことも。

街中やペットショップで見てかわいい！と衝動的に飼おうとしてはいませんか？一見かわいい子たちでも、それぞれの歴史やルーツによって性格や育て方の難しさ、かかりやすい病気があります。

犬で人気の チワワ 、 トイプードル、ポメラニアン 、や猫で人気の アメリカンショートヘア 、 よく見かける 三毛猫 、その他 ヒョウモントカゲモドキ（レオパ） などの生体情報を更新してますので、目を通してみてくださいね。

とても重たい話になりますが、ペットとして産まれてきた愛玩動物たちはある意味、人間の子どもよりも弱い存在です。人間であれば、最悪行政が保護をしてくれますが、ペットたちの「最悪」は保健所に送られ、その生命をおとすことです。これからあなたに命を預ける子たちを一生愛してあげましょう。

いかがでしたか？全てにチェックはつきましたか？

さて、ペットショップに…その前に殺処分についてはご存知でしょうか。残念ながら殺処分が後を絶ちません。ペットショップに行く前に一度保健所や譲渡会に行ってみてはいかかがでしょうか。（人気のチワワやトイプードルなどもいます。）

また最近では、引き取りにも３万円程度の費用がかかるなど、無料ではなかったりもします。ですが、明日までの命を救うことができるかもしれません。

保健所はいつでも見学ができますし、譲渡会の場合は愛護団体の方や県の活動とかでも行っているところもあります。

もちろん「飼う」と決めた以上は責任をもつわけですから、納得のいくお迎えを選択していただければと思います。自身に合ったお迎え方法を検討してみてくださいね。