愛犬・愛猫が、いつもよりお尻を気にしているなど、次のような様子のときは注意が必要です。
お尻を気にしている様子
- 歩きながら何度もお尻を見る。
- お尻を追いかけるようにぐるぐる回る
- 犬がお尻をこする
どこか調子が悪そう
- 抱っこするとキャンとなく(抱きキャンする)
- 突然、力が抜けたように座り込む
具体的な症状がある
- お尻に炎症が見られる
- お尻が腫れている
- 股間周辺から血が出ている
肛門線の分泌物の溜まりすぎという可能性
お尻を気にする様子は、肛門腺が溜まったときの症状に似ているので、まずは肛門腺のことを考えます。肛門腺に分泌物が溜まると犬はおしりを気にし出します。腫れや出欠がない場合は、肛門腺がつまっていないか、肛門絞りをして様子を見ても良いかもしれません。
犬の肛門線絞り、してないと危ない!?肛門絞りの方法とコツ【傷口画像あり】
肛門線絞り(こうもんせんしぼり)、肛門絞りをしたことがありますか?絞る方法やしないリスクを意外と知らないペットオーナーが多く、おしりをこすりながら移動する、おしりを触ると痛がるなどの病気の症状が出てから病院にかけこむなんてことが多くよせられます。最初はコツなどわからなくて、上手に絞れないかもしれませんが定期的に肛門を絞ってあげて、愛犬を病気から予防しましょう。
肛門腺が詰まってしまい、放置するとお尻に穴が!
お尻が詰まっているアピールをしてくれるわんちゃん・猫ちゃんはいいのですが、お尻が裂けて血が出るまで我慢しちゃう子もいます。お尻を気にする以外は元気だからと放置してしまうと、お尻に穴があいてしまうことも…。特に長い体毛のロングコートな子は、穴があいていても見えないため気づかないなんてこともあります。穴があいてしまった場合、手術が必要になりますのでご注意を…。
【注意!傷口の写真あり】肛門嚢炎、症状・原因から治療・費用・予防法まで、犬猫の肛門の病気を知る
犬や猫のおしりの病気である「肛門嚢炎(こうもんのうえん)」について、症状や原因、治療法を実際のレポートにそってご紹介。病気を自己診断せずに、獣医さんに飼い犬の症状を説明するときの参考にしてください。
無理やり肛門腺しぼりをして傷めてしまった可能性も
その他には、トリミングサロンではサービスで肛門絞りをしてくれるのですが、ごくたまに肛門を傷つけて炎症をおこしてしまうことも。くれぐれも病気を自己診断せずに、獣医さんに相談してくださいね!