犬や猫にも精神的な病気があることはご存じですか？実は人間と一緒で犬や猫にも精神疾患があるのです。その症状の一つとしてあるのが「自分のしっぽを追いかけ続ける」事です。このような症状が出る時は、「精神病」にかかっているかもしれません。あなたの愛犬は大丈夫ですか？そこで今回は犬の心の病気について紹介します。

最近では、猫や犬にも私達人間と同じように心の病気があると注目され始めてました。人間の場合は自分でどこが悪いかやどんな気分かを人に伝える事ができます。しかし、犬や猫の場合なかなか伝わりづらく、気持ちを感じ取る事か難しいため、今まで不思議な行動しているな・・としか思わず、それが病気という事に気づけていなかったのです。しかし、最近の研究によると犬にも心の病気があることが分かってきたのです。

精神疾患の中でも強迫性障がい（OCD）という病気に似たような症状を起こす犬が増えてきました。人間の症状としては、あかぎれができているのにも関わらず手をずっと洗い続けていたり、不安になって仕方なくなり何度も家の鍵を締めたか確認したりします。また、こだわりが強くそのこだわりにより日常生活に支障をきたす場合は強迫性障害の可能性があります。しかし、病気だと気づかないまま「こうゆう性格なんだ」と放置していたり、精神科を受診することに対してためらったりして、そのまま我慢して生活している人が多いです。自分ももし、最近他の事に気になって仕事に手つかなくなったり、収集癖が出てきた時など1度病院に行きましょう。

例えば犬の強迫性障がい（OCD）では、主にしっぽを置い続ける行為や自分の足を舐め続ける行為などがあります。同じ行動をひたすら続けている事が特徴で、7時間泳ぎ続けた犬もいるという報告があります。もし、自分の犬がずっと同じ所を舐めていたり、同じ行動をし続けている場合は病気を疑ったほうが良いです。1度動物病院に連れて行ってあげましょう。

犬の心の病気は人間と同じ薬を処方して治ると言われていますが、容量が全くことなるため、自分の判断では絶対に服用させないでください。人間と同じ薬を飲むことで、しっぽを追いかけ続けてた子が今では追い掛ける事を止めているという事例もあります。また、普段の生活をしている中でストレスを与えない様にする事も大切で、のびのびと暮らせれるような生活リズムや環境を作ってあげましょう。犬種や犬個体によって性格もことなりますので、その子の事を知ることから始めましょう。

犬にとってしっぽを追いかける行為はごく普通の事で、しっぽを追いかけるからといって病気ではないので安心してください。普段している行動を繰り返し行うようになった時には、注意して観察するようお願いします。

最近日本のペットのなかでも、強迫性障害の他にも精神的な病気にかかる犬が増えおり、その中でも、ペットショップ経由で買われた子が多い傾向にあります。原因としては、生まれて間もなく親の元を離れさせることや、不衛生な環境での飼育によって病気になりやすい事が考えられます。また、マンションやアパートのような狭い空間で室内飼いをする人が増え、十分な運動ができていな事により生まれるストレスやトラウマが原因で精神病にかかると考えられています。

原因がストレスですので、そのストレスを除いてあげる事で予防できます。まず、飼う時の条件として「人気だから」「可愛いから」という理由のみで飼うことは絶対にしないでください。飼おうと思っている犬種の性格や習性などをよく知った上で飼うようにしましょう。また、その子にあった遊びや環境もそれぞれ違うので、その子に合わせた環境づくりをしてあげましょう。

いかがでしたか？ペットの精神疾患はストレスやトラウマにより引き起こしてしまう病気です。育て方によっては予防できるので、運動不足や愛情不足がないよう大切に育てていく事が重要となってきます。自分の生活に無理やり合わせるのではなく、ペットの生活にも合わせながらお互いにリズムを作っていくことがポイントです。