目次
名前
スズメフクロウ
フクロウは「森の物知り博士」「森の哲学者」とも呼ばれている
スズメフクロウの生体
スズメフクロウの分類
フクロウ目フクロウ科
スズメフクロウの出身地
最も小さいフクロウ目の鳥である。茶褐色の体に白い斑点があり、首の後ろには白い輪の模様がある。またおなかは白く茶褐色の斑点がある。目の周りは白く、目の上は眉毛のように黒い線が入っている。
スズメフクロウの性格
肉食で体長が自分と同じ程もある鳥やネズミなどを捕食することもある。フクロウのなかでは珍しい昼行性で特に夕方や夜明けに行動をする。
スズメフクロウの体重・寿命
体長:15〜19cm
体重:45〜90g
寿命:10〜15年
スズメフクロウの食事
主食は生肉ですので、ペットショップなどで販売されている冷凍の生肉を与えましょう。スーパーなどでパック詰めして売られているものは血抜きをしているため、栄養がなくフクロウの体調を壊してしまうので与えないように注意しましょう。フクロウは動物の血からビタミンやミネラルなどの栄養素を吸収します。フクロウは自然界ではヒヨコやウズラやネズミなどを捕食しているので、同じような食事をさせてあげましょう。
生肉の与え方
自然の環境ではその場で捕まえすぐに食べるため、なるべく食事前にウズラやヒヨコをさばき、新鮮な生肉を与えてあげてください。そのためネズミやウズラの解体が苦手な方は、フクロウを飼うのは向いていないです。どうしてもさばくのが苦手な場合、猛禽ショップなどで売られている1口サイズの冷凍されたお肉を購入してもよいです。
スズメフクロウの飼い方
スズメフクロウは人に馴れにくい!?
スズメフクロウは人に馴れにくい動物です。個体差はありますが可愛いからとペットとし飼っても、なかなか馴れてくれない事が多いので注意しましょう。無理に慣らそうとしたり触ろうとしたりする、とストレスを与えてしまうのでゆっくりと信頼関係を築きあげましょう。
スズメフクロウのストレスに気をつけて!
フクロウはストレスに弱い生き物ですので、最適な環境作りをしましょう。ストレスを与えさせないためにも「放し飼い」をしたほうが・・・と思う方もいると思いますが、実は逆にストレスを与えることがあるのでケージの中で飼うことをオススメします。動ける範囲が自分の陣地だと考えるため、自分の陣地にあるものの位置が変わったり見知らないものが増えたりしてしまうと、フクロウは混乱しストレスを感じてしまいます。ですので、ケージを買い中を荒らさない用に注意をすると多少のストレスが軽減されます。
スズメフクロウの環境
人間の都合ではなく、フクロウの都合に合わせて環境作りをしてあげましょう。フクロウは学習することが難しく、トイレを設けていても覚えてくれないのでいたるところにしてしまいます。環境をつくるにあたって気にかけてほしいことは、・フクロウにとって安全な所・落ち着ける場所を意識しながら作るようにしましょう。例えば人通りの多い廊下や玄関・入り口には設置しないように心がけてください。また、ケージを選ぶ際に気をつけるところは、全方面からみえるものは避けましょう。フクロウは警戒心が強く、全方向から筒抜け状態のケージだと常に気を張っていなければならない為、安心することができないのです。そのため、1面のみ外が見えるようなケージの方が落ち着きリラックスしやすいです。
フクロウを飼うために必要な物
- ケージ (一面のみ外から見られるもの)
- 止まり木
- 爪のケア用品
- 食事
- 革手袋
スズメフクロウにしつけはできるのか?
フクロウにしつけや何かを教えることはできないと考えておきましょう。トイレの場所はもちろん私たち人間の言う言葉は理解できません。そのため、できないからと怒れば「人間は僕の敵なのか」と思い込み近寄ってこなくな事が十分にありえますので、気を付けましょう。
小さい子供には気を付けて!
小さくて可愛いのですが、鋭利な爪やくちばしを持っているのでケガや事故には十分注意してください。フクロウは気性は荒くなつことはないですが、なにかちょっかいを出された時は防衛反応が働きおそいかかることがあるので、変に触ろうとはせずに自分の方に来るのを待つようにしましょう。
スズメフクロウにはどんなケアが必要?
野生のフクロウは爪やくちばしのケアをする必要がありません。しかし、飼育環境下で育ったフクロウは野生の時と違い、爪やくちばしへの摩擦が少ないのでケアをする必要があります。
スズメフクロウの爪切りの方法
主に鳥用の爪切りとヤスリを使い、爪の形を整えてあげましょう。爪にも神経があるため切りすぎてしまうと出血をしてしまいます。スズメフクロウの爪は黒いため、どこにまで神経が通っているのかがわからないと思います。そのため、最初のうちは出血させてしまうかもしれませんが徐々に慣れていきましょう。また、ところによっては動物病院でしてくれるので、自分では怖いと思う人は病院の先生に頼むといいかもしれません。頻度としては、半年、1年に一回行いましょう。
スズメフクロウにはくちばしのケアは必要なの?
くちばしもケアをした方がよいのですが、切り過ぎてしまうと痛みにより絶食状態になってしまうことがあるので、自分で行う際は十分に注意しましょう。また、気分的にもへこんでしまうので自分でケアするのはあまりオススメできません。
まとめ
いかがでしたか?
フクロウは飼うことがむずかい動物ですので「可愛いから」と飼うことだけはしないでください。フクロウは簡単に飼えるものではないので、飼おうと思っている人フクロウの生活に合わせて行くように意識して生活することでフクロウにも優しい環境をつくることができます。