目次
なぜブラッシングをするの?
そもそも、なぜ犬はブラッシングをしなければならないのでしょう。
・被毛を綺麗に整えるため
・抜け毛を取り除くため
・健康チェックのため
ブラッシングは、単に毛を綺麗に整えるためだけに行っているわけではないのです。ブラッシングをする際に、犬たちの体に触れることによって怪我を発見したり、違和感や異変を感じたりすることで病気の早期発見にもつながります。
どれくらいのペースでブラッシングをするの?
ブラッシングは、できるだけ毎日行ってあげましょう。最低でも週に3回程度行うのがよいでしょう。
ブラッシンググッズ
ブラッシングを行う際、用意するものは以下の通りです。
・スリッカーブラシ
・コーム
スリッカーブラシはできれば大きいサイズのもの、小さいサイズのもの、どちらも用意するのがよいでしょう。
ブラッシングのポイント
スリッカーブラシ、コームは正しく持つ
間違えたブラシの持ち方をすると、犬の皮膚を傷つることや毛玉をつくる原因になります。
・スリッカーブラシ:手のひらに柄をのせて支える または 親指と人差し指で挟むようにして持つ
・コーム・下から3分の1あたりを人差し指と親指で持ち、他の指を添える
毛の流れに沿ってブラッシング
基本的に、毛の流れに沿ってブラッシングしてあげましょう。逆方向にブラッシングしてしまうと毛が絡まる原因になってしまいます。そして、ブラッシングする際は、根元からしっかりとおこないましょう。
嫌がらないところからブラッシング
犬が嫌がらないところからブラッシングをすると、スムーズに行えます。比較的に、背中や胸あたりは嫌がらないとされているので、このあたりからブラッシングするのがおすすめです。お腹、足、肛門(尻尾)、目元や口元などの顔まわりは、触られるのを嫌がるので、小さいころから触られるのを慣らすのがよいでしょう。
ブラッシングの順序
1.全身を触って毛玉確認
ブラシをかける前に、犬の全身を撫でるように触って大きな毛玉がないか確認しましょう。毛玉があったところはほぐしてから入念にスリッカーブラシでブラッシングします。毛玉ができやすいところは、耳の下、脇の下、内股、足先、お尻が挙げられます。
2.背中をブラッシング
スリッカーブラシ(大きめのもの)を正しくもち、背中をブラッシングします。空いている方の手では、毛をおさえて、根元からしっかりブラッシングしましょう。ブラッシングの際、小型犬や抱っこが好きな子は膝の上にのせてあげましょう。
3.お腹をブラッシング
仰向けに抱っこ、または寝かせてお腹をスリッカーブラシ(大きめのもの)でブラッシングします。毛玉ができやすい脇の下は、前足を軽く持ち上げ根元からしっかりブラッシングしてあげましょう。
4.胸をブラッシング
スリッカーブラシ(大きめのもの)で胸をブラッシングします。このとき、ブラシを持っていない手で犬の顎を持ち、顔がブラシに近づかないようにするとことでブラッシングしやすくなり、ブラシが顔にあたってしまうことを防ぎます。
5.足先をブラッシング
スリッカーブラシ(大きめのもの)で足先をブラッシングします。このとき、間接に負担がかかならいよう下からそっと足を持ち上げてブラッシングするのがよいでしょう。また、内股は毛玉ができやすいので入念に行いましょう。
6.尻尾・お尻をブラッシング
尻尾を手のひらにのせて根元からブラッシングしましょう。このときのブラシの種類は、尻尾の大小やブラッシングのしやすさでスリッカーブラシの大きさを判断しましょう。
7.顔まわりをブラッシング
・耳
毛並に沿ってスリッカーブラシでブラッシングしましょう。犬種によって、耳の裏にも毛が生えている犬もいます。そのときは、裏返して内側もブラッシングしましょう。このとき、耳の内側を傷つけないよう注意して、優しくブラッシングしてあげましょう。
・頭
顎を手のひらにのせ、ブラシを持っていない手の親指で毛をおさえながら頭頂部にスリッカーブラシでブラッシングしましょう。
・目のまわり、口のまわり
目や口まわりは小さめのスリッカーブラシやコームを使って内側から外側にブラッシングしましょう。犬が動かないよう、ブラシやコームを持っていない手でしっかりと顔を支えてあげましょう。このとき、目を傷つけないよう、注意を払いましょう。
8.コームで仕上げ
最後に、コームを使って毛並に沿って整えてあげましょう。このとき、毛玉が残っていないかを確認しながら、全身をとかしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
飼い主さんが優しくブラッシングをしてくれたら、犬もブラッシングするのが大好きになるでしょう。コミュニケーションのひとつとして、愛犬の健康チェックもかねて、ブラッシングはしっかりとおこなってあげてくださいね。