目次
子犬の頃に「甘咬み」を始める犬かほとんどです。しかし、この甘咬みを放置しておくと「咬み癖」がついてしまい事件や事故の原因になる事がありますので、この時期にしっかりとトレーニングをしておきましょう。
咬み癖が原因で事件が起きる!?
犬の歯は人間と違い、歯が鋭利なため咬むと歯が食い込み皮膚を貫通してしまうことがあります。この噛み癖を直しておかなければ、来客に噛みつき怪我をさせてしまうと、賠償金を払う事件として扱われることもあります。その為、咬み癖がつく前に辞めるようにトレーニングをおこないましょう。
子犬の甘噛の原因は歯にある?
子犬の頃に始まる「甘咬み」ですが、ほとんどの原因が「歯」にあるといわれています。これは人間の赤ちゃんと一緒で、生え始めた歯が気持ち悪く口をモグモグしたり何かに噛み付いたりしてしまいます。その時に、手を咬ませてしまうと「これは咬んでもいいものなのか」と勘違いをしてしまいます。
噛むと痛い事を教えてあげましょう
産まれてすぐに母親や兄弟とはぐれた子犬は手加減を知りません。戯れる事をしないためどの強さで咬むと痛いのかを知らない子がいます。そんな子には、強さの加減を教えてあげましょう。
ステップ1:咬まれたら痛い!という
咬まれて痛いと思った時は「痛い!!」とできるだけ高く、犬の「キャンッ!」と痛い時に鳴く鳴き声を真似ていってみてください。すると犬も「あれ、痛かったのかな?」と考えてくれます。
ステップ2:背を向けて無視をする
犬にとって構ってもらえ無いことをとても嫌がります。そのため、どうしたら構ってくれるのか・構ってくれないのかを覚えることができます。また、なんで構ってくれないんだろう?考える時間が犬にとって大切で、これを繰り返すと「これ以上強く咬むと痛がるんだ。咬むと構ってくれなくなるんだ」とおぼえてくれます。「痛い!」といい背中を向けた時に「あれ?どうしたのかな?」と困ったようすでしたら、成功です。これを何度も繰り返していきましょう。
飼い主さんの反応で問題行動を悪化させる?
飼い主さんの反応を面白がってしている
愛犬が噛んだ時に「やめて!痛い!」とい手を振り回してしまうと、犬は「遊んでくれてるのか!」と勘違いをしたり、飼い主さんの反応が面白く「もっとしたい!」と感じてしまうので、あいまいな反応はやめましょう。この時に、もししっぽを振っていたり明るい表情でこちらを見ている時は「まだ遊びたい♪」と、手が出てくるのを期待しています。ですので、「痛かったから遊ばない」という意思をきちんと伝える事で愛犬も感じ取ってくれるはずです。
咬んでもいいおもちゃを与えよう
甘咬みを全く止めさせることは、ストレスが溜まり他の問題行動を引き起こしたりすることがありますので、咬んでもいいおもちゃを用意してあげましょう。おもちゃは犬種やその子の性格によって好みが異なりますので、その子に合ったものを使用してあげてください。歯の生えたばかりの子犬にヒヅメなどの固いものをあげてしまうと、歯を悪くしてしまうことがあるので気をつけましょう。また、成犬でもずっと固いものをかみ続けると歯がかけたりしてしまうことがあるので、「あげっぱなし」には注意しましょう。
ロープ型のおもちゃ
ローブで作られたおもちゃは引っ張りっこにも使えるのでオススメします。また、前足でロープを捕まえながら必死に咬んでいる姿は、とても可愛らしくて癒やされます♪
ぬいぐるみ
子犬の歯の生えたばかりの頃にオススメのおもちゃです。柔らかく噛みごたえもあるので、安心して与えることができます。
ゴム製のおもちゃ
コングなどのゴム製のおもちゃですと、程よい硬さなので大型犬や成犬にオススメします。かなにはおもちゃの中にエサをいれて遊ぶものもあるので、留守番の時などに活用するのもいいかもしれませんね。
咬み癖防止のグッズの効果とは?
犬の嫌がる味のスプレー
家具や靴などを咬んでしまう場合、よく咬むものにスプレーを振りかけて使います。スプレーに苦味の成分が入っており、スプレーしたものを口に入れると苦いと感じて咬むことを辞めることがあります。この時に、代わりに咬んでいいものを用意しておくことが大切です。
犬の嫌がる超音波出す
犬が問題行動をした瞬間に犬の嫌がる超音波を出し、びっくりさせて行動をやめさせる事を目的としています。超音波を常に流したり、音が大きすぎたりすると犬にとってストレスを感じることがあるので、ストレスをためすぎない程度に使用しましょう。
犬用マスク
このマスクは口を封じ込めるので、咬むことは防止できますが常に付けていると、ストレスの発散ができずに溜め込んでしまうことがりますので、注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
咬みクセがついてしまう前にしっかりとトレーニングを行い、「困った…」と感じる事が無いようにしましょう。「子犬だから仕方ない」と放置してしまうと、たいへんなことになってしまいますのでそこを見なかったことしないようにすることが大切です。もし、咬み癖がついてしまった子でも根気強くトレーニングを行うと解消できますので、挑戦してみてください♪