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ドッグランやドッグカフェのルールやマナーはなぜあるの?
ドッグランでは入場規約を設け初めての方には会員登録や、事前の説明会(レクチャー)への参加などを義務付けていることろもあります。これらはトラブルがおきないことはもちろん、わんちゃんと飼い主さん、そして他の来場者さんと楽しい時間をすごしていただくために、とっても必要なこと。施設によって注意すべきポイントは異なりますので、初めての利用のさいには事前にウェブや電話で確認しておくことをオススメします。
初めて、または1年にいちど、ドッグランで提示を求められる持ち物
わんちゃんと飼い主さんが安心して利用するために、初めての利用時または1年に1度、次のような持ち物や(再)登録が必要になる場合が多いです。各種証明の1つでも確認が出来ない場合は、利用をお断りされることもあるので、準備をしておきましょう。ドッグラン施設によりますので、必ず利用前に確認をしてください。
1.登録者さま身分証明書
16歳以上で、申請者の住所・お名前・年齢が確認できるもの。ランによってはお顔が確認できるもの(免許書やパスポート等)が求められる場合もあります。年齢の指定はドッグラン施設により異なる場合もあります。
2.混合ワクチン接種証明書
1年以内の摂取をしておくこと。3種・5種・7種と、施設によって設けられたワクチンの混合種類は異なる場合があります。日付入りの明細書や領収書、コピーで良い場合もあれば、証明書の原本でないと入場ができないといった施設もありますので、予め確認しておきましょう。
3.今年度の狂犬病予防注射済票
今年度分、または1年以内の証明書が必要となります。毎年摂取することが義務とされており、こちらも領収書やコピー、写メでOKのところもあれば、駐車済票(実物)でないと入場を断られることがあります。
4.犬鑑札
札に「犬鑑札」の文字が入っているもの。
5.(当日)記入が必要になる書類例
施設によりますが、次のような記入や、受講を求められる場合が多くあります。
- 利用申込書
- 誓約書
- 事前説明をうけること
- 適性&マナーテスト
カテゴリ別、よくあるドッグランへの入場条件
入場に際し、利用条件を設定しているドッグランは多いです。次のとおり、よくある一般的なルールや利用条件をカテゴリ別にまとめています。また、こちらもランの施設により異なりますので、予め施設へご確認くださいね。
健康面
- 狂犬病予防接種・混合ワクチン等の予防接種が1年以内に済んでいること(混合種別は施設による)。
- ノミ・ダニなど外部寄生虫のいないこと。
- 消化管寄生虫のいないこと。
- 皮膚病など伝染性疾患が現症としてないこと。
- ヒート中(生理中)の雌犬は出血が始まってから1ヶ月程度は入場できません。
社会性・性格面
- 人間や他の犬に対して、攻撃性のないこと。
- マウンティングをする子は入場を禁止します。
施設での注意事項
- わんちゃんのランへの入場には必ず大人が同伴して下さい。(お子様と犬のみの入場はできません)。
- 多頭のワンちゃん入場の場合、または小学生以下のお子様が同伴の場合は大人の方が2名以上一緒にご入場下さい。
- ノーリードスペース以外(駐車場・施設内等)では、必ずリードをつけて下さい。
- 施設内・駐車場でのトラブルは当事者同士で解決して下さい。
- 万一、事故等が発生しても施設関係者は一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。
施設内飲食について
- 決められた場所のみでの飲食をお願いします。
- ドッグラン内には人間用・犬用共に飲食物の持込みはできません。必ず受付にお預けください。
- 犬達が事故を起こさないように充分ご配慮ください。
フィールド内注意事項
- フィールドに入ったら、ご自分の犬から絶対に目を離さないようにしてください。
- リードはフィールドに入り、ゲートを閉めたことを確認してからはずしてください。
- 犬が落ち着くまで、リードははずさないようにして下さい。
- フィールド内では首輪または胴輪の着用をしてください。
- また鎖のついた首輪・アクセサリーの着用は禁止しております。
- 犬同士の激しい接触や愛犬が興奮状態にある場合はリードをお願いします。
- 執拗に怖がる犬を追い掛け回している場合はリードをつけ、犬をクールダウンさせて下さい。
- 小型犬専用フィールドに大型犬は入れません。
- フリスビーやボール投げは(施設により)できますが、他の方や犬達に充分ご注意下さい。
お子様連れのお客様へ
- 飼い主の許可なしに小児を他の犬に近づけたり、触らせたりしないで下さい(噛みつく恐れがあります)。
- 幼児・小児の甲高い声や走り回ることは犬を興奮させることを理解し、保護者の方はご配慮下さい。
- お子さんのキャッチボールは禁止です。子供さんの遊具等は危険なので持ち込みできません。
- フィールド内は地面の起伏や傾斜・土手などがあります、危険のないようご注意下さい。
日本における、犬との共存社会のキーワードは「しつけ」と「飼い主のモラル向上」
海外では、ペットはパートナーとしてあらゆる施設への入場を許可されています。先進国ドイツでは電車やバスなど公共の乗り物はキャリーインせずに乗れたり、モールやお店、ホテルへの入場も可能な場合が多いです。しかし、それは徹底されたしつけがあってこそ。(海外のペット先進国では、犬を飼ったらしつけ教室に行くのが一般的となっています。)
日本においても、ドッグフレンドリーな国になるためには徹底した「しつけ」と「飼い主さんのモラル向上」が求められるのは必至でしょう。愛犬とのおでかけを楽しむために、よいドッグライフをお過ごしくださいね。