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猫の目の病気事典!猫の目の異変は何の病気のサイン??

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猫の目の病気事典!猫の目の異変は何の病気のサイン??

猫の目の仕組みとは?

目は体の中でも最も重要な役割をもつ部分です。猫の目は角膜(かくまく)・強膜(きょうまく)・瞬膜(しゅんまく)・虹彩(こうさい)・水晶体・網膜でできており、約2cmの球体です。たくさんの筋肉が目の周りにあることによって、目を動かすことができます。猫の目は瞳孔が縦に細長く、角膜と水晶体が大きいところが特徴的です。また瞬膜(しゅんまく)とは人では退化したものとされていますが、少し名残は残っているようです。

目の部位のさまざまな役割

  • まぶた・瞬膜(しゅんまく)
    • 眼球を守る働き
  • 角膜・強膜
    • 眼球の形状を保つ働き
  • 角膜・水晶体
    • カメラのレンズのようにみたものを取り入れる働き
  • 虹彩
    • 瞳孔を動かし光の調整を行う働き
  • 網膜
    • 目の中に入り込んだ光を、どのようなものが見えたのかの情報を視神経に伝えて脳に送る働きをしています。

たくさんある猫の目の病気の種類!

  • 結膜炎(かくまくえん)
  • 眼瞼炎(がんけんえん)
  • 眼瞼内皮(がんけんないひ)
  • 眼瞼欠損(がんけんけっそん)
  • 瞬膜の突出(しゅんまくのとっしゅつ){チェリーアイ・瞬膜露出(しゅんまくろしゅつ)}
  • 角膜炎(かくまくえん)
  • 角膜潰瘍(かくまくかいよう)
  • 角膜黒色壊死症(かくまくこくしょくえししょう)
  • 水晶体疾患(すいしょうたいしっかん){白内障・水晶体脱臼}
  • 緑内障(りょくないしょう)
  • 眼球突出(がんきゅうとっしゅつ)
  • 内斜視(ないしゃし)
  • 新生児眼病
  • ブドウ膜炎
  • 流涙症(りゅうるいしょう)
  • ホルネル症候群
  • 網膜剥離(もうまくはくり)

症状別 猫の目の病気

  • 「涙がずっと出続けている」
    • 結膜炎・眼瞼内皮・角膜炎・流涙症・白内障
  • 「目やにずっと出続けている」
    • 結膜炎・眼瞼内皮・緑内障・流涙症
  • 「目が赤く充血している」
    • 結膜炎・ブドウ膜炎・白内障・緑内障
  • 「腫れ(はれ)ている」
    • 結膜炎・新生児眼病
  • 「くしゃみが出る」
    • 結膜炎
  • 「目が開かなくなる」
    • 結膜炎
  • 「目の周りの毛がぬけ、皮膚が荒れる」
    • 眼瞼炎
  • 「目を痒がり気にしている」
    • 眼瞼炎
  • 「顔が赤くなる」
    • 眼瞼炎
  • 「光を嫌がる・眩しがる」
    • 眼瞼内皮・角膜潰瘍・緑内障
  • 「目がにごっている」
    • 角膜炎・角膜潰瘍・水晶体疾患・ブドウ膜炎
  • 「目の内の皮膚が眼球におおいかぶさっている」
    • 瞬膜の突出
  • 「目がにごっている」
    • 角膜炎・角膜潰瘍・水晶体疾患・ブドウ膜炎
  • 「まぶたがピクピクと痙攣(けいれん)している」
    • 角膜炎・角膜潰瘍・緑内障
  • 「目を痛がる」
    • 角膜炎・角膜潰瘍
  • 「よくものにぶつかる」
    • 角膜炎・角膜潰瘍・緑内障・白内障
  • 「目にかさぶたみたいなものがついている」
    • 角膜黒色壊死症
  • 「目が飛び出てきた」
    • 眼球突出
  • 「左右の目の色が違う」
    • 内斜視・
  • 「目に膿(うみ)がたまっている」
    • 新生児眼病
  • 「目の中に白い点々がある」
    • ブドウ膜炎
  • 「まぶたが下がる」
    • ホルネル症候群
  • 「目の大きさが左右違う」
    • ホルネル症候群

猫の目の病気の治療方法と治療費

治療法

症状によってことなりますが、内服・点眼・手術が主に行われます。角膜炎などは治療用のソフトコンタクトレンズを使い治療を行います。

大まかな治療費

治療費は各病院や治療の内容によっては違いますが、初回診察料(1500)+内服薬(1500)+点眼(1000)と1回の受診で5千円前後とされています。しかし、白内障や緑内障の手術は5万前後、入院する場合は1泊2500円ほどかかるので余分に見積もっておく事をオススメします。

猫の目のケア

目やにや涙が出ている時

目やにや涙が出ている時は、ガーゼや綿棒などを使い優しく拭いてあげましょう。目の荒いものでこするように吹いてしまうと、眼球を傷つけてしまい炎症を起こしてしまうことがあるので、注意しましょう。

目の中にゴミがはいている時

猫は人間とは異なり眼球が飛び出ていますので、ゴミや自分の毛が入ってしまう事が多いようです。目の中にごみが入っていると取ってあげたくなりますよね。しかし、無理に取ろうとすると爪などで目を傷つけてしまう事がありますので、そのままにしておくか気になる方は猫用の目薬などを使い出してあげてください。実はそのままにしておくといつの間にか取れていることが多く、涙で出すことができるのです。その後、涙やゆるい目やにが止まらないようでしたら一度病院に受診してあげましょう。

予防接種をきちんと受けておきましょう

猫カリシウイルス感染症などのウイルスに感染することで、目の病気にもなるので予防接種を受けておきましょう。打つことによって猫のかかりやすいウイルスは予防することが可能です。

まとめ

いかがでしたか?

愛猫を普段から観察し、少しでも異変を感じたら病院に受診してみてもらってください。大きな病気のサインかもしれません。猫は老化により病気になるものが増えてきますので、今まで大丈夫だったからと放置せずに定期的な検査を受けるようにしておきましょう。

ミカ
小動物看護師の資格取得を目指し中!山育ちのため動物や自然が大好きです。ペットは「猫・犬・鶏・ハリネズミ・うさぎ・亀・メダカ」を飼ったことがあります。おでかけ・カフェ巡りや甘いスイーツが大好物です♪