目次
名前
カレリアン・ベア・ドッグ(英名:Karelian Bear Dog)
他にもカレリアン・ベアハウンド、カリアラン・カルフコイラなどと呼ばれています。
カレリアン ベア ドッグの歴史
祖先・ルーツ
もともとフィンランドのカレリア地方に生息していた犬で、猟犬として活躍していました。時にクマを捕まえるために使わえれていたそうです。カレリアン ベアドッグといえば黒と白の毛色ですが、雪の中でも目立つように今では黒と白の毛色に限定されており昔はさまざまな毛色があったようです。
名前の由来
カレリア地方に生息しており、猟犬として熊を獲物として狩っていたことからカレリアン・ベア・ドッグと名付けらそうです。
カレリアン・ベア・ドッグの生体
カレリアン ベアドッグの特徴
スピッツ系の犬種のため、耳が三角でピンと立っておりマズルが鋭くしっぽが巻いているのが特徴です。顔の骨格は日本犬によく似ています。毛色と模様も独特で、黒をベースに額かわマズルの方にかけて白く太い線を引いたような模様をしています。また、体験はガッチリとしており、筋肉がしっかりとついています。
カレリアン・ベア・ドッグの性格
飼い主さんに対しては忠実で愛情を注げば注ぐほど返してくれ、家族や飼い主さんが危ないと感じると相手に向かっていくことがあります。初めて見た人や犬に対して警戒心が強いため吠えたり噛み付いたりすることがあります。また、何かを伝えようとする時に吠えることがあり、この行動は人が誰かに伝える時に言葉を発するものと同じ事なので住宅地や家が密集しているところで飼うことはオススメしません。
体重・体高・寿命
体高:52〜58cm
体重:20〜23kg
寿命:11〜13歳
カレリアン・ベア・ドッグは猟犬に抜擢!!
カレリアン・ベア・ドッグは猟犬として熊や鹿を狩る時に活躍していました。獲物を見つけると、遠くまで聞こえるような声で吠え獲物を追いかけます。その後獲物に噛みつき動けなくした所に猟師さんがとどめを刺す、という方法で狩りを行っていました。そのため、声が大きく噛む力も強いため飼い犬とする場合はしっかりとしたトレーニングが必要です。
カレリアン・ベア・ドッグの運動量
運動量は多く、1日1時間の散歩を2回行う必要があります。運動をあまりさせなかったり、散歩をしなかったりすると運動不足になり、ストレスが溜まってしいます。ストレスが溜まると病気を引き起こしやすくなったり、噛み癖や無駄吠えが増えたりしてしまうことがありますので、毎日の散歩はかかさずに行いましょう。
カレリアン・ベア・ドッグのしつけ方法
カレリアン・ベア・ドッグは昔猟犬として活躍していたため、本能的に警戒心が強く吠えやり噛み付いたりする事があります。そのため、無駄吠えや噛み癖が付きやすいため小さい頃からしっかりとしつけを行っておきましょう。また、力が強いので飛びかかりや噛む力加減を教える必要があります。
カレリアン・ベア・ドッグは上級者向き!
カレリアン・ベア・ドッグはとてもしつけが難しく、そのままにしていると問題行動を起こしてしまう事が多いため初めて犬を飼う方にはオススメしません。トレーニングの方法をしっかりと学んでおり、田舎の方に住んでいる方にオススメの犬種です。小さい頃にちゃんと訓練やしつけを行っておかないと、来客の方に吠えたり噛み付いたりして事故を起こしてしまいます。
カレリアン・ベア・ドッグのかかりやすい病気
皮膚病
症状:毛が抜ける・脂っぽくなる・乾燥しフケが多くなる・痒がる・膿(うみ)がたまる・かさぶたができる
治療:栄養がしっかりと取れているかを確認する
予防:ストレスをためないように注意する・厚い時は涼しい所に移動させる・ダニやノミなどの虫がつかないように注意しましょう・食物アレルギーがないかを調べる
関節系の疾患
症状:散歩を嫌がる・動きがゆっくりになった・痛がっている・元気がなくなる・歩き方がぎこちない・関節が腫(は)れたり、変形している
治療:その疾患によって治療がことなります。
予防:肥満にならないように適度な運動と食べ過ぎに注意する・遺伝性の場合もあるので早期発見早期治療を行う
まとめ
いかがでしたか?
カレリアン・ベア・ドッグを飼おうと思っている方は、前もってトレーニングの方法やこの犬種についてよく調べておきましょう。そうすることによって、問題行動によるトラブルがなくなるのではないかと思います。