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チワワってどんな犬?チワワの性格
アップルヘッド(ドームヘッド)と呼ばれる頭に小さく引き締まった体に対し、大きなウルウルとした瞳と耳はとても愛らしく、守ってあげたくなるような容姿ですが、縄張り意識がとてもつよく動作が機敏。体は小さいですが、じつは番犬としての役目を充分こなせる忠実で勇敢な犬です。
荷物の宅配人や郵便局の方など見知らぬ人には激しく吠えて家族を困らせる事も。しっかりとしつけてないと、吠え癖がつきやすい犬種でもあります。また、チワワは排他的であると言われており、チワワ以外の犬種との相性はあまり良くありません。そして、超小型犬ゆえに飼育環境、特に温度管理に細心の注意をはらうう必要があります。
チワワの歴史
先祖・ルーツ
チワワの原産国はメキシコとされていますが、そのルーツについては諸説があり、解明されていません。
メキシコ遺跡や文献からは、チワワの祖先ではないかとされるテチチという犬の痕跡が、多数発見されています。
しかし、テチチの存在が確認される九世紀より後に、他の大陸から連れてこられた別の犬種の末裔(まつえい)ではないか
という説も多々あるのです。
名前の由来
アメリカ人がメキシコのチワワ州で発見したといわれています。「ペロ・チワワーノ(Perro Chihuahuano=チワワ地方のイヌ)」と呼ばれていましたが、それがそのまま犬名種となりました。
今の体型になるまで
日本では毛が長いロングコートチワワが多いようですが、もともとはチワワはスムースコートと言う毛が短い犬種しかいませんでした。
ロングコートチワワは、原種のスムースコートチワワに「パピヨン」「ポメラニアン」の掛け合わせによって、ロングコートは生まれたと言われています。基本の性格ベースは同じチワワで、毛の長さによる差はありません。
チワワの生体
ブリーダーからの引き取り価格
チワワは最低で49,800円、平均価格は15万円前後、しっかりとした血統を求める場合は高くて50万円ほどする場合もあります。
保護されたチワワちゃんの譲渡もおこなわれているので、引き取ることも考えてみてくださいね。
(最近では引き取りにもそれまでにかかった費用として3万円くらいをおさめることもあります。また生体だけでなく、飼ったあともお金がかかることをしっかりと理解してくださいね。)
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チワワの種類
チワワにはスムースコートチワワ(短毛)とロングコートチワワ(長毛)の2タイプがあります。毛の長さでの性格や体格の違いはほとんどないと言われているので、見た目と触り心地の好みで選んでよいでしょう。どちらも1年に2回、夏毛と冬毛の換毛期(毛変わり)があり、その時期には種類を問わずよく毛が抜けます。
色
チワワは単色・パーティカラー・トライカラーといった、3種類の毛色が存在します。単色は文字通り1色のみの毛色で、最も定番で人気なのはクリームだと言われています。
ブラック系(ブラックタン、ブラックタン&ホワイト)
ホワイト系(ホワイト、ホワイト&タン、ホワイト&クリーム、ホワイト&ブラック、ホワイト&レッド)
希少色、フォーン系(フォーン、フォーンセーブル)のチワワちゃん
レッド系(レッド、レッド&ホワイト、レッド&セーブル、ほか)
チョコレート系(チョコ&タン、チョコ&クリーム)
ブルーとチョコレートの中間の色、イザベラ(イザベラ&ホワイト)
チワワでも虎柄のような犬を「ブリンドル」といい希少色でもあります。
体重・体高
体重は 150g 〜 3kg、身長は15 〜 23cmが標準サイズです。
寿命
10歳から18歳
チワワの育て方
環境
チワワは小さく運動量も少ないため、ペットの飼えるマンションや一軒家に住んでいることだけがチワワを迎え入れる条件と思っている方が多いですが、それは間違いです。まず、チワワは暑さ・寒さの両方に弱いと言われています。そのため室内飼いで、常に25度前後の室温に調整してあげる必要があるでしょう。チワワのために温度管理のできる環境が整っているか、まずは確認してみてください。
またチワワは骨折しやすい犬種です。骨折の原因として交通事故に気をつけることはもちろんですが、高いところからの落下にも注意が必要です。人間にとっては大したことのない高さのソファから飛び降りたために骨折してしまった、なんてこともあります。部屋の中にチワワが登れるようなところをつくらないようにしたり、高さのあるところにはペット用の階段をつけてあげる、また危険な場所にはペット用の扉などをつけ、入れないようにすることも有効です。
チワワに限ったことではありませんが、子犬のときは特に飲み込んでしまう恐れのある小物や、電気コードをかじってしまわないよう注意をはらってください。
運動量
「チワワは運動量が少ないから室内の運動だけで十分」などと言わることもあります。確かに大型犬や中型犬の運動量と比べるとずっと少ないため、室内や庭を走り回るだけで運動だけをさす目的は十分です。ですが、散歩には「日光浴」「外界からの刺激」「ストレス解消」「地方の予防」という目的があります。朝夕の1日2回、30分以内の散歩が理想ですが、飼い主さんの生活環境によっては、どちらか一方で良いので、お散歩に連れ出してあげましょう。
歯磨き
チワワに限らずですが、犬の病気の中でも、もっとも多くかかりやすいものは歯の病気です。デンタルケア製品には、デンタルガム、歯ブラシ、ガーゼ、ジェルやペーストタイプ、スプレータイプのグッズなどいろいろ販売されているので、毎日無理なく続けられるそれぞれに合った製品を選んでくださいね。
毛のケア方法
ロングコートチワワの方がお世話が大変です。換毛期(毛変わり)の時期には、こまめにブラッシングをしていても服に大量についたり、部屋の隅に毛玉が転がってしまうほど大量に毛が抜けます。また、お尻のを定期的にカ毛ットしないと、ウンチのたびに汚れてしまうようになります。
しつけ方法
チワワはとても頭がよく、しつけをすぐ覚えてくれる犬種。ですが、きちんとしつけをしなければ頭が良いゆえに、将来問題行動を起こしやすいということです。トイレのしつけは子犬がやってきた初日から行い、長い目で覚えさせていくことが大切です。
また、4ヶ月くらいがいちばん可愛く、ペットショップにならんだりしていたりしますが、ブリーダーさんによっては6ヶ月くらいに引き取るのをおすすめする人もいます。6ヶ月くらいまでが人間でいうと幼稚園を過ごしたあたりで、たとえば犬舎で同じくらいのチワワと噛んだりじゃれたりしながら「噛まれたら痛いんだ」ということを自然に覚えることができるのだとか。
(筆者は4ヶ月で購入し、6ヶ月になるまでブリーダーさんに育ててもらい、トイレのしつけなどは完璧な状態でひきとりました)
どのような芸がむいているのか
基本的な「お手」「おすわり」「まて」「ふせ」はすぐできるようになります。チワワは、同じことを何度もくりかえすことで徐々に理解していくため、最初はうまくいかなくても根気強く教えてみましょう。またが寝ながらくるっと回ってお腹を出す「ゴロン」や「ハイタッチ」は、なんとも言えない可愛らしさですよ。
かかりやすい病気
チワワちゃんは、泉門開存や肛門嚢炎など小型犬ならではの病気が多く、口蓋裂などの先天性のものは予防することができません。それぞれの病気をよく理解し、定期的に検診を受けることをおすすめします。
病名
口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)、泉門開存(せんもんかいぞん)、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)、眼疾患、低血糖症、肛門嚢炎(こうもんのうえん)、水頭症(すいとうしょう)、角膜炎(かくまくえん)、てんかん、鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)、緑内障、口腔内悪性黒色腫:メラノーマ(くうないあくせいこくしょくしゅ:メラノーマ)、気管虚脱(きかんきょだつ)など。
まとめ
いかがでしたか?チワワについて、理解していただけましたでしょうか。小さくぷるぷる震えている印象ですが、好奇心が旺盛で警戒心が強かったりと以外な一面、お散歩やケア方法などを事前にしっかり知って、素敵なペットライフをおくってくださいね。