犬の腹が膨れている!考えられる病気と対策まとめ|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」

menu

犬の腹が膨れている!考えられる病気と対策まとめ

2907 view

犬の腹が膨れている!考えられる病気と対策まとめ

腹が膨れた!?どうすればいいの?

ウチの犬、いつもと比べてお腹が膨れている、なんだか腹がブヨブヨしている……と感じたら、この記事を読んだほうがいいでしょう。胃の膨れは、それだけでは病気は特定できないものの、中には緊急性を要する場合もあります。ワンちゃんのために、日ごろから病気に対する知識をつけておくことが大切です。

疑われる病気

腹水

胃の膨れの場合、最も考えられる症状です。何らかの原因で腹に血液、水分などの液体がたまってしまった現象を示します。食欲の低下、尿の増加などがほかの症状として見受けられます。また水分を含んでいますので、異常に腹がブヨブヨするというのも特徴です。

また、この病気はガンや肝臓系、フィラリア症などの様々な病気の症状として現れるので、あらゆる病気の可能性を考えておかなければなりません。

腹膜炎

内臓を覆っている腹膜という膜が何らかの原因によって炎症を起こす病気です。これは腹の膨れのほかに、激痛を伴うことがほとんどです。これは炎症の悪化により命を落とす危険もあるため、早急な治療が必要となる病気です。

急性胃捻転

食事を行ってから一時間以内に、急に犬が痛がりだし、腹も膨れているなどの症状が現れた場合に疑う病気です。何らかの原因で胃が捻じれてしまい、呼吸困難、よだれの増加などの症状を併発します。

この病気を治すには開腹手術を行うほかありませんので、早急に動物病院に連れていきましょう。

病気の予防法!どうすればリスクを減らせる?

基本的に腹の膨れの症状は、なってしまった場合素人では判別がつきにくく、動物病院に連れていくということが最も無難な対処方法ということになってしまいます。しかし、一部の病気に対しては日ごろの予防である程度防げるようです。

1、食事後すぐの運動を避ける

急性胃捻転への対策です。食事で胃袋に大量の食べ物や水が入り、そこに刺激が加わることで胃捻転に発展するというのが急性胃捻転のメカニズムです。

食事後にしばらく安静にさせておくことが、一番の対策となります。

2、犬の正常なお腹を知っておこう

これは全ての病気に対する対策となりますが、腹の膨れは毛の長い種類の犬は特に変化が分かりにくく、それ以外の犬種でも日々のスキンシップがなければ腹の膨れは相当にならない限り気づかないものです。

日ごろのスキンシップから、しっかりと愛犬の正常な状態を確認しておくことが大切になってくるでしょう。胃の膨れも早期発見につながってきます。

泉遼樹
大分県別府市在住、ライター。ひとところにじっとしていられない性格で、定期的におでかけ・旅をしている。ペットに関しては実家のトイプードルが大好き。だが犬か猫かといわれると猫派。これだけは誰に言われても譲れない。