目次
名前
シベリアン・ハスキー(アークティック・ハスキー)
シベリアン・ハスキーの歴史
シベリアン・ハスキーの先祖
シベリアン・ハスキーは先祖はスピッツ系といわれています。
シベリアン・ハスキーという名前の由来
名前の由来は、シベリア地方やアラスカ半島に訪れた探検隊や毛皮交易に来た人達が、チュクチ族などのイヌイットのことを「ハスキー」と呼んでおり、その用務犬を活躍していた犬のことも「ハスキー」と呼ぶようになりました。
シベリアン・ハスキーの生体
シベリアン・ハスキーの性格
好奇心旺盛で、いろんなものに興味をもちおちゃめな一面を持っています。大きな体型から、手加減がわからずものを壊すこともしばしあるようです。基本的に優しく、いじめない限り威嚇や噛み付いたりすることは稀です。また、集団行動ですごしているため寂しがりやで孤独を嫌います。飼い主さんから放置されたり、長い時間ひとりぼっちになると「ここは僕の居場所じゃない」と自分の居場所を探しに家出することもあるので、愛情を注ぎ可愛がってあげましょう。しかし、甘やかし過ぎるとわがままになり我道をいくため、しっかりとしつけをしなければなりません。
シベリアン・ハスキーの特徴
模様は主に白ベースに背中や目の周りが黒く、個体に寄って顔の模様が異なりキリッとした目つきに見えるものや、目の上に白い眉毛のような模様があるもの、目の周りが白くおでこに「M」時に黒く模様がついているものがいます。また、白ベースに黒以外にも白ベースに茶色・灰色などもいます。狼のような風ぼうをもち、かっこいい!かわいい!と人気を集めています。
シベリアン・ハスキーの平均体長・体重・寿命
【体長】50〜60cm
【体重】16〜28kg
【寿命】12〜14年
シベリアン・ハスキーの育て方
シベリアン・ハスキーに適した環境
赤道から遠く極寒な所でソリ犬として活躍していた犬ですので、日本の気候では体調管理がむずかしくなります。
体温調整に気をつけて
シベリアン・ハスキーは寒さにはつよいですが、暑さには弱い動物です。そのため、夏場になると熱中症対策が必要になり、小屋の位置も日陰や涼しい所に移動させてあげてください。また、犬用の保冷剤や氷を入れた袋などで体温を下げてください。室内で飼っている場合は冷房をつけ涼しい環境を作ってあげましょう。
シベリアン・ハスキーの1日の運動量
シベリアン・ハスキーはもともとソリ犬として1日何キロも走り続けられるような体つきになっています。そのため、1時間以上の散歩を1日2回行わなければ運動不足やストレスが溜まってしまい、病気をひきおこしたり問題行動を起こす原因になります。
シベリアン・ハスキーのケアの方法
シベリアン・ハスキーは抜け毛が多く、こまめなブラッシングが必要ですので1日2回散歩の後などに行ってあげましょう。ハスキーの毛並みは柴犬と同じようにオーバーコートとアンダーコートががあり、毛が抜けやすくなっています。
シベリアン・ハスキーのしつけ方法
シベリアン・ハスキーのしつけを行う際のポイントは根気強くすることです。小さい頃に上下関係を付けておかないと「僕はリーダーなのだ!!」と勘違いをしてしまうため、かわいいかわいいと甘やかしてしまうとのちのち問題行動が増えたりしてしまうので注意しましょう。
赤ちゃんに気をつけて!
シベリアン・ハスキーは上下関係を大事にする犬ですので、自分よりも小さいく弱いと判断したものには上から目線になってしまいじゃれるときに噛み付いたりすることがあるので注意しましょう。ハスキー犬にとってはただの遊びかもしれませんが、小さい子にとってはケガと共に大きなトラウマを抱えてしまう事があります。
シベリアン・ハスキーは根気強くしつけを行おう
シベリアン・ハスキーはわがまま気ままな動物ですので、何度も繰り返し教えていく必要があります。そのため、途中で諦めてしまいしつけがならないまま育っていく子が多いようです。そこで、飼育が難しいからと捨ててしまうこともあり「ハスキーブーム」のときには野良犬化したハスキー犬がたくさん出現したそうです。
シベリアン・ハスキーブームとは?
とある漫画に登場したシベリアン・ハスキーをみて「かわいいから」と飼う人が続出しました。しかし、ハスキー犬はしつけや体温調節、毛のケアや運動量の多さなどケアがとても大変なのです。犬の飼い方や育て方・ケアの方法などわからすに飼ってしまった無責任な飼い主さんは、「手がかかるから」と捨ててしまい捨て犬が増えた事も問題とされました。その後はハスキー犬を飼う人をあまり見なくなりましたね。
シベリアン・ハスキーのかかりやすい病気
犬の股関節形成不全(こかんんせつけいせいふぜん)
【症状】 歩き方がぎこちない お尻を振るようにして歩いている 後ろ足を痛がり引きずる 運動をしなくなる 歩くことが嫌いになる 段差を怖がってくる
【治療法】 安静にする 鎮痛剤 抗炎症剤 ひどい時は外科手術を行う
【予防法】 遺伝性なもが多いため、予防法は特にありません。また、大型犬に多い病気といわれています。
犬の白内障
【症状】 目が白く濁る・フラフラと歩く・警戒心が強くなる・よく吠えるようになる
【治療法】初期症状:点眼・内服薬 進行すると:手術をする
【予防法】予防法はないため、早期発見・早期治療をする。
*糖尿病になると「白内障」の症状がでるため、糖尿病と判断された場合そちらへの治療を優先することが大切。
まとめ
いかがでしたか?シベリアン・ハスキーは狼のようなかっこ可愛い外見をしていますが、どのような性格かをよく見ておくことが大切です。飼う前にブリーダーさんに直接会いに行き自分に合った子を探してくださいね。