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モモンガって何の仲間なの?
モモンガはネズミ目リス科リス亜科モモンガ族に属します。リスやネズミの様な顔つきに、腕と足にはられた「飛膜」と呼ばれる皮膚を広げ、木から木へ飛び移って移動していきます。しかし、鳥の様に羽根の機能はないので自分から飛ぶことは出えきません。またそこが、チャームポイントだったりします。
フクロモモンガの大きさ・寿命はどのくらい?
モモンガは約14〜20cmと男性の手のひらほどサイズの体長に、体長よりも長いしっぽを持っています。しっぽまで合わせると、想像しているものよりも大きくなるのではないでしょうか。ネズミ科ということもあり、寿命はハムスターと同じぐらいではないのか?と考えるとおもわれますが野生では約7〜8年、適切な飼育環境で12年ほど生きます。
フクロモモンガはさみしがりやな性格って本当?
野生では群れを作って生活しているフクロモモンガですので、仲間意識がとても強く寂しがりやです。小さい頃からでしたらすぐになついてくれますが、それまでは威嚇したり警戒するので優しくゆっくりと慣らしてあげましょう。また、神経質で臆病な性格ですので大人になって慣らそうとする場合は、時間がかかります。一般的にペットとして飼われているのは「フクロモモンガ」という種類で、慣れるとべったりと甘えてきます。その点他の種類のモモンガよりも飼いやすいのではないでしょうか?
寂しすぎてハゲることも・・
フクロモモンガは本能的に寂しがりやで、1匹で買ってしまうと寂しさがストレスとなり禿げてしまうことも。その時は、他に飼っているモモンガと交流をさせてあげることで安心しハゲが治る事があります。
フクロモモンガの住む環境って?
自然界ではインドネシアやオーストラリア・パプアニューギニアなどに生息している為、乾燥には強いですが寒さには弱いです。また、夜行性の為昼に動かずにじっとしていることが多くわたしたちの寝ている時になると活発的になるので、時間のすれ違いなどで遊んであげる時間が少なくなる可能性があります。
フクロモモンガって何をエサにしているの?
基本的に雑食性で果物類や野菜、昆虫類とさまざまなものを食べて生活しています。ビタミン・カルシウム不足になることがありますので、食生活には注意しましょう。モモンガ専用のフードも発売されていますが食べないことがあり、好きなものばかりあげていると栄養の偏りがでて病気になることもあるので偏食にしてしまわないように気を付けましょう。
ドライフルーツもおやつに
おやつとしてドライフルーツを食べることもあります。もし何も食べずに何を食べさせようか悩んででいる時は、ドライフルーツを試してみてはいかがでしょうか?
モモンガさん達のフルーツセット 5種アソート
¥1526(税込)
フルーツは全て国産。取れたてのおいしい素材を新鮮なうちに低温でじっくり自家乾燥させました。 着色料や保存料、添加物は使用しておりません。素材そのままなので安心です。 保存に便利なチャック付きパッケージです。 窒素ガス充填パックなので新鮮なままお届けします。(窒素ガスを充填しているため袋が膨らんでいます。)
ゼリータイプのエサも
ゼリー状のおやつもあります。天然もののエサとは違いビタミンやタンパク質がたっぷりと入っているため、偏食になってしまっても栄養を確保することができます。また、水分が取れていないときや猛暑が続く時などにゼリーの水分を取ることで脱水症予防にもなります。
モモンガのお部屋ってどんものがいいの?
野生ではユーカリやアカシアなどの木を剥がして、その中に住み着いているのではないかと推測されています。その為、モモンガの入るぐらいのフクロを準備してあげるとよいです。ペットショップやネットなどで、モモンガ専用の寝床が発売されていますので、かわいいものやその子にあったものを選ぶことも楽しみの一つになりますね。
モモンガ専用のゲージは特殊なものを
野生のモモンガは木から木へ飛び移り移動していきます。その為、ハムスターやウサギの様な背の低いものではなく、縦長のサークルを準備してあげましょう。
ロングハウス (小鳥・モモンガ用ケージ)
¥12000(税込)
[サイズ] 幅465 × 奥行き420 × 高さ1,000mm (屋根部分の幅、奥行き、床から屋根天面までの高さです) ピッチ(線と線の間) 11mm 線径 1.6 mm 出入口サイズ 幅135 ×高さ105 mm エサ窓サイズ 幅 85 ×高さ 98 mm 単品重量 4,800g
安心できるポーチつけよう
環境が変わってしまうとその環境に慣れるまで不安でいっぱいですので、狭い所や身を隠せる場所があると安心します。ポケットの様なポーチが1つあるだけで「隠れる場所がある!」と安心しますので準備してあげましょ。
Gifty ゆらゆらバナナブランコ
¥2458(税込)
※本品は布製の小動物用のハウス、ハンモックとなります。
※商品の縫製や材質などにより爪がひっかかる場合がありますので必ず小動物・小鳥の爪をお手入れしてご使用下さい。
運動不足にならないためにも滑車を設置しよう
野生の環境とは違い、室内で飼っていると行動範囲が決められているため運動不足になります。運動不足になってしまうと体力が落ちるため、体調が悪くなりやすくなります。その為、滑車のような走ることが出来る物を1つ置いていくと良いです。教えなくとも勝手に回し車の中に入ってランニングし始めるので、しつけなどする必要はありません。
ムササビとモモンガってどう違うの?
ムササビとモモンガって似ていますよね・・・見分け方がわからない!と思う方も多いのではないでしょうか?まずわかりやすい所は「大きさ」です。ムササビの方がモモンガよりも大きく、また体重も重たい事から違いを見分ける事ができます。飛膜の大きさが違うので、モモンガよりもムササビの方が飛行力が高いです。また鳴き声が違い、ムササビは「グルルルル」と鳴きますがモモンガは「ギーギー」「ククク」「シューシュー」「アンアン」と鳴くようです。
フクロモモンガのここが大変!!
フクロモモンガを飼っている方の「ココが大変!」という所をあつめてみました。
モモンガはトイレを覚える習性がない
トイレを一箇所でするという習慣がないため、いろいろな所でウンチやしっこをしてしまいますので、ケージから出した時やゲージの周りに糞が散らばる事があります。その為寝室で買うことはオススメしましせん。毎日サークルの中やその周りのお掃除をしてあげてください。
食事や栄養バランスに気をつけて
モモンガは食べ物に対する好き嫌いが激しく、偏食になりがちです。そのまま好きなものばかりを食べさせてしまうと栄養が偏ってしまい、病気にかかってしまいます。モモンガ専用のフードもありますが、やはり好き嫌いがあるためフード選びにも時間がかかります。
鳴き声が意外とうるさい
小さくかわいいモモンガですが、威嚇したときの「ギーギー」や甘えている時の子犬のような「アンアン」と鳴きます。小さい体ですが意外と声が響きますので、マンションやアパートなど近隣トラブルが心配な方はおすすめしません。
獣臭がする
見た目はかわいいのですが、意外とくさいです。特にオスの場合、メスの気を引く為に臭腺がありメスよりも匂いがきつくなります。また、マーキングをするためおしっこをばらまく事がありますので枕元にケージを置くことはオススメしません。
まとめ
いかがでしたか?
モモンガはかわいいけども、意外と飼育の難しい動物ですので飼うことに対して覚悟がいります。犬や猫のようにしつけをすれば、お利口になるわけではないのでとても大変になると思います。かわいいからと飼おうと思っている方は、モモンガがどのような習性なのかしっかりと知っておくとよいです。