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ペットロスとは?回復、軽減、予防するために知っておきたいペットロス対処法

動物をペットとして飼っている人は、「ペットロス」という言葉を聞いたり見たりしたことがあるかと思います。実は、「自分はペットロスになりそう」と常に考えている人の方がペットロスになりにくいのだそう。心の準備もなく突然死んでしまった場合や、わたしは大丈夫とくくっていた人が予告もなく頭をなぐられたような悲しみにたえきれないことの方が多いのです。

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ペットロスのはじまりから、克服する方法まで

どうしたらペットロスの予防・軽減になるの?

小児科で予防接種をしたときに「高熱が出たときに痙攣する場合があります。その場合は抱っこしたりゆらしたりせず、床に置いて、救急車を呼ぶように。」と言われたことがあります。これをあらかじめ聞いておいたので、高熱が出ても動揺せずに対処することができました。

同じように、ペットロスの先でおこりうること、急に涙が出るだとか、ひどい場合は自律神経失調症や痴呆になるといったことを、あらかじめ知っておくことが予防もしくは軽減につながるといわれています。

ペットロスとは何なのか?ペットロス症候群の定義

ペットロス症候群とは病名ではありません。”pet loss”を直訳すればペットを失うことで、犬や猫だけでなく、うさぎやハムスター、フェレット、また金魚やペタなどの魚まで、いわゆるペットを飼っていた人が、病気や事故・失踪などでペットを失ったときに起こる喪失感と悲しみの精神状態を「ペットロス」といいます。

「ペットロス症候群」とはそのダメージによる精神的・身体的不調をさします。たいへんな悲しみにおそわれ、泣いたり、不眠、胃痛、食欲不振、食べ過ぎ、息苦しさなど、さまざまな症状があらわれます。

ペットロスにより引き起こされる、体調不良や精神疾患

きつい、苦しい、急に涙が出るなどといったことから体調不良、睡眠障害、記憶障害など、精神的な症状までひとそれぞれです。どれもペットを亡くしたことに対する正常な反応であり、一般的に時間の経過とともに和らいでいきます。大まかには、①行動の変化、②身体の変化、③感情の変化、④認識・知的活動に関連したものに分けることができます。

① 行動の変化

  • 毎日泣く、号泣、急に涙が出る
  • 睡眠障害
  • 食欲がない(食欲不振)
  • 亡くなった動物の夢を見る
  • 亡くなったペットとの思い出の場所を訪ねる
  • 亡くなったペットとの思い出の場所を避ける

② 身体・精神面の変化

  • 吐き気が止まらない
  • 胸が苦しい
  • 動機がする
  • 頭痛やめまいがする
  • 太る、痩せる(痩せた、激やせした)
  • 生理不順
  • 憂鬱、うつ病、精神病
  • 適応障害、など

③ 感情の変化

  • 罪悪感、虚無感、空虚感、絶望感
  • 怒り
  • 自責/自分のせいにする
  • 人に会いたくない
  • やる気が出ない

④認識・知的活動

  • 否定、混乱
  • 集中力の欠如
  • 幻覚・幻聴
  • 人に会いたくない

そもそもなぜペットロスになるのか?

ペットロスの原因は、ペットの役割が家族へと変化していったことにあります。

番犬から大切な家族への役割の変化、そして一見関係ないように思える高齢化や少子化の影響により、ペットがなくてはならない存在に。

ときには娘のように、ときには弟のように、家族の一員としてそばにいた存在が、ある日突然いなくなったときに「何も感じない」という人のほうが、少数派なのではないでしょうか。

ペットロスのはじまりから克服までのステップ

ふつう、ペットの死(や喪失)からは次の4つの段階を踏んで徐々に回復していくとされています。このステップをしっかりと踏んでいくことがペットロスの克服につながります。

第1段階 現実に起こったことをからだが拒否する

ショックのあまり、ペットの死を受け入れられず、「なにかの間違いだ」と思う飼い主さんが多いです。これは大きな精神的ショックから、自分を守る反応で、数時間から1週間ほど続くといわれています。特に事故や失踪などのように死を全く予期していなかった場合は、「まさか」という気持ちが強く、死を素直に受け入れることがとても難しく、受け入れるまでに時間がかかります。

第一段階では、動物の喪失を現実のものとして受け入れるということが最も大切なことです。

この時期に飼い主さんが体験すること

  • 死を受け入れられない
  • ペットの名前を呼んでしまう
  • 亡くなった動物の夢をみる
  • 亡くなったペットとの思い出の場所を訪ねる
  • 逆に、思い出の場所を避ける
  • 不眠や食欲不振など、体調が悪くなる

第2段階 絶望感と悲しみの日々、怒り

悲しみが深まり、様々な感情がわいてきます。涙が出てきて止まらなくなったり、たかがペットでと周囲の人の理解がなかったり、自分はおかしいのではないかと思って感情を押し殺したりと、自分の気持ちを素直に表現することをやめてしまうことがありますが、十分に泣いて感情を開放しないと、立ち直りがうまくいかないこともあります。

第二段階では、悲しみの気持ちを素直に表現することが大切で、溺愛していたわが子の死を現実のものとして受け入れる準備期間です。

この時期に飼い主さんが体験すること

  • 急に泣く、号泣
  • 寂しくて耐えられない・受け入れられない
  • ペットの死や原因を自分のせいにする
  • 獣医師や家族に怒りを感じる
  • 仕事や家事にたいしてやる気が出ない

第3段階 回復期、ペットのいない生活を現実として受け入れはじめる

心の整理をすすめ、楽しかった思い出として受け入れ、ペットのいない環境に適応する時期です。

たとえば、いつもの散歩コースを歩けるようになることがこの段階の目指すところです。散歩の途中ですれ違っていたほかのペットづれさんから、「今日はおひとりですか?」とか「おひさしぶりですね」といった声をかけられるかもしれません。そのときは、亡くしたペットのことを話してみてください。少しずつ、ペットのいない生活を現実のものとして受け入れていきます。

ペットがいなくなるまでは考えもしなかったペットの役割、自分にとってどのような存在であったのかというこを振り返るようにもなるため、逆に本当の悲しみが訪れるひともいます。

この時期に飼い主さんが体験すること

  • 愛犬・愛猫の死について、後悔することが減る
  • 楽しかった思い出を振り返るようになる
  • 気持ちに整理がついて、泣く回数が減る
  • ほかの犬や猫を見ても、落ち着いていられるようになる

第4段階 正常な生活への復帰

愛犬・愛猫の死から立ち直り、乗り越えるようになります。つまり、溺愛していたわが子のことが思い出という形になっていきます。この時期になると、次のペットをを飼うことに対する罪悪感はほとんどなくなり、「新しい犬・新しい猫と一緒にくらしてみようかな」と思えるようになります。もちろん、亡くなったペットのことを忘れるわけではありません。また、ペットと楽しんだことや、ペットを通じて出会った人に感謝の気持ちがわくようにもなります。

この時期に飼い主さんが体験すること

  • 亡くしたペットとの暮らしを前向きに思い出す
  • 日常生活を支障なく過ごせるようになります
  • 次の子を迎えることを考えるようになります

ペットロスの克服まで、人によってそれぞれの期間がある

次の犬、次の猫をすぐに飼うことができる人もいれば、半年〜何年もかかる人もいます。またその克服方法も人それぞれであることを理解しましょう。

ただし、ペットの死をきっかけに、憂うつな気分や空虚感、不眠や身体の不調などがいつまでも続くようなときは、精神科医・心療内科医に相談してみるのもひとつの方法です。

アンケートにご協力ください。「ペットが死んだから会社を休む。」というのはありですか?

現在、ペットを失ったことで学校や会社をやすむことに対する意識調査をしております。アンケートにご協力いただけると幸いです。

あなたや身近な人のペットロスストーリーをお聞かせください

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