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シニア犬の認知症、徹底解剖。認知症チェックリスト、そのサインと症状別対策方法まとめ

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シニア犬の認知症、徹底解剖。認知症チェックリスト、そのサインと症状別対策方法まとめ

犬は何歳から高齢なのか

小型犬・中型犬でいうと生後年数14才くらい、大型犬で生後年数9〜10才くらいが人間でいうと70代以降が一般的に「シニア期」「シニア後期」「要介助犬」と言われています。

犬の高齢化、認知症のサイン

人間の高齢化が進んでいるように犬も高度医療化から高齢化がすすみ、愛犬と少しでも多くの時間が過ごせるようになりました。その反面、わんちゃんの高齢化、なかでも認知症による問題行動に悩む飼い主さんが増えてきました。愛犬のサインを見逃さず、しっかりと対策することでよりよいペットライフをすごせるように、チェックリストと対応方法をご紹介します。

ワンちゃんの認知症は老化による脳出血や栄養失調などがきっかけで起こるといわれています。普段できるはずのことができない、様子がおかしいなどのサインに気づいてあげることが大事なんですね。様々なサインがありますが、ここではその中でも特に認知症が疑われるものを載せたいと思います。

 

・夜泣きをする

”つい最近から、うちの犬が夜鳴きをするようになりました。理由は「家に入れてくれー」という意味だと思います。うちの犬は、あまりほえない犬で、必要以上に遠吠えなどもしないのですが、このごろ吠えないでクウウーン、クウーンと泣くように夜鳴きします。”

など、これまではなかったのに、突然夜鳴きをしだした!という飼い主さんのお悩みよく見かけます。そもそも夜鳴きとは、なぜするのでしょうか?その理由のひとつとして、犬の高齢化による「認知症(アルツハイマー)」があげられます。

・同じ場所をぐるぐると回っている

老犬がぐるぐる回っているのは、平衡感覚を失ってしまったことがほとんどの原因です。中耳炎などの場合がありますが、認知症である場合も非常に多くなっております。

・飼い主が名前を呼んでも反応しない

自らの名前を忘れてしまったり、飼い主の声を忘れてしまった場合があります。これは人間と同じ認知症の症状です。

・覚えていたこと、しつけておいたことができなくなった

今まで覚えていたはずのこと…例えばトイレの場所であったり、「お手」や「お座り」ができなくなるというケースもあります。本人も異変に気付いており不安になっていることが多いですから、優しく安心させてあげてください。

これらのサインがあった場合、認知症が疑われます。人の認知症と同じで、何かを忘れてしまう、ということが多くなるんですね。

犬の認知症は予防になりますか?

認知症を完璧に防ぐことはできませんが、生活習慣病の予防はそのまま、認知症の予防につながります。

・犬の散歩コースを変えてみる

・ご飯の時間をずらす

・より深くコミュニケーションをとる

 

これらは犬の脳を刺激して活性化を促し、認知症の予防となります。

薬は?お医者様に行くのはどうなの?

お医者様に見てもらうのも有効な手段です。

認知症の進行を遅らせるための指導をしてくれたり、サプリメントをくれたりします。

 

その道の方のアドバイスをいただけることは非常に大きなメリットだと思いますよ。

老犬ホームを利用する

症状が進行してしまい、家庭で共に過ごすことが困難になってしまった場合には、老犬ホームを利用するという手段もあります。

 

専門的な知識を身に着けた方々がワンちゃんの世話を見てくれます。もちろんワンちゃんを見に行くこともできますので、選択肢の一つには入りますね。相談もできますので、一度電話してみるのもいいかもしれません。

おわりに

認知症は人間だけではなく、これからはペットも向き合う時代です。早いうちにこういうことがあるかもしれないと、知っておくことが大切かもしれません。ワンちゃんの命は人間の数分の一。その小さな命を精一杯幸せに生きれるといいと思います!

泉遼樹
大分県別府市在住、ライター。ひとところにじっとしていられない性格で、定期的におでかけ・旅をしている。ペットに関しては実家のトイプードルが大好き。だが犬か猫かといわれると猫派。これだけは誰に言われても譲れない。