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犬の問題行動とは?
私たちが感じている犬の問題行動は、犬にとっては本能的で普通のことなのですが、私達が生きている上で困ると感じることを「問題行動」としてとりあげているのです。そのため、人間とくらし始めた時は犬の本能を生かし、敵だと思ったものには吠えて人に命を守ったり、獲物を追いかけて捕まえたりと、その時の生活には欠かせない行為でした。しかし、今では縄張りを守るために吠えると「無駄吠え」といいます。本能だから、この子はこういう犬種だから、と諦めるのではなくしっかりとトレーニングをさせておかないと後々「人を噛んで怪我をさせてしまった」「何針も縫う大怪我を追わせてしまった」などの事故が発生してしまいます。事故が起こってしまってはもう手遅れです。ですので、その前にしっかりとしつけを行いましょう。
問題行動の種類
噛み癖
犬の中でもっとも多い噛み癖です。おもちゃに対しての噛みつきならいいのですが、家具や人に対して噛み付いてしまいます。机の足やソファーやタンスの角などをボロボロにしてしまい、新しいものを買い換えることに・・・。また、家族以外の人に噛みつき大怪我を負わせてしまうと、事件として扱われ裁判や罰金を取られることがあるので、しっかりとトレーニングをしておきましょう。
愛犬の咬み癖はどうしたら治るの?トレーニング方法・おもちゃ・噛み癖防止グッズの効果とは?|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」
なぜ咬むようになったのか、なぜやめてくれないのかなどを考えた訓練の方法を紹介します。
無駄吠え
特に夜中の遠吠えや、来客が来た時などにけたたましく吠えることがあります。夜ずっと吠え続けられるとうるさくてなかなか寝付けずに、寝不足や体調を崩す方もいます。また、来客や外に見えたものに対して吠えている場合もあり、初めて来た方などに恐怖を与えてしまうことがあるので、無駄吠えをやめさせるようにトレーニングをしておきましょう。
愛犬の無駄吠えを止めるには!?7つの原因別しつけ・防止方法・無駄吠え防止グッズの効果とは?|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」
犬を飼っている方は犬の無駄吠えに悩んでいませんか?「無駄吠えの原因に合わせたしつけの方法を紹介してきます。
リードの引っ張り癖
散歩中の問題行動に多いリードの引っ張り癖は、特にやめさせてあげたい行動です。リードの引っ張り癖は子犬の頃にやめさせておかないと、成犬になってからではこちらの力ではかなわなかったり、もっと強く引っ張ってしまうので首に負担がかかり、障がいを負うことがあります。
リードの引っ張りを止めさせるトレーニング|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」
犬の散歩中に犬からリードを引っ張られている人は多いのではないでしょうか。楽しく散歩ができるようなトレーニングを紹介してゆきます。
犬の食糞行為
子犬の時期に多い問題行動として挙げられる食糞ですが、犬は人間のうんちと違い害がなく、体に吸収されなかった栄養分を取るための行動なので、悪いことではありません。しかし、愛犬がウンチを食べてる姿を見るのはとてもショッキングな出来事だと思います。成犬になると自然と食糞行為は止まるといわれていますが、しつけはしっかりと行いましょう。
食糞を止めさせるための原因別解消法|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」
犬はどうして自分がしたウンチを食べてしまうのでしょうか。
トイレの失敗
テレビ台の裏やソファーの隅にトイレをしたりと、飼い主さんに隠れたようにトイレをしていませんか?この場合は飼い主さんの叱り方が悪い事によって起こります。飼い主さんのしつけの方法をしっかりと学び、愛情を持ってトレーニングをすることによって解消できます。
犬がお留守番中・外出中にトイレシーツをやぶる、ウンチを踏み散らかす…!やめさせるトイレトレーニングは?|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」
疲れて帰ってきて、毎回犬がうんちまみれでは本当に大変ですね。まずは、トイレトレーニングをしっかり行うようにしましょう。
室内飼いのオス犬の片足上げおしっこ、しつけるにはどうしたらいい?|ペットと人と人をむすぶメディア「petRibbon - ペットリボン -」
オス犬を飼っている場合、「片足あげのおしっこをさせたくない」という人もは多くいると思います。成犬になってからのしつけは非常に難しいので、はじめのうちにしっかりとしつけをしましょう。
興奮すると指示を聞かない
エサを目の前に置き、「マテ」というもなかなか待ってくれなかったり、オスワリをしてもすぐに立ち上がってしまうことはありませんか?興奮してしまい指示が聞けなくなってしまっている事は、子犬の頃はよくあるのでしっかりとしつけをしておきましょう。
愛犬の問題行動は飼い主さんのせいかも!!
褒めて伸ばそう
犬は褒められたり「楽しい!」と思うことが大好きで、飼い主さんの喜んでいる顔をみるのが大好きな動物です。そのため、褒めることによって「これはいいことなんだ!これをすると構ってもらえる!!」と思い、いいことは自分から進んでするようになってきます。
叱る時は鬼になる!
「こら!ダメじゃない!そんなことをするから・・・」と長々と説教をしたり、「ダメでしょ〜」と優しく怒ってしまったりと間違った叱り方をすると、愛犬も混乱してしまいます。叱る時は鬼のように怖い顔をしていつもと違うトーンで叱りましょう。愛犬は「飼い主さんが怒っている。怖い。」と感じることによってその行動はダメな事とおぼえていきます。
褒める叱るのタイミングに注意しよう
犬の短期記憶力は3秒といわれています。問題行動をした直後に褒める・叱るをしてあげなければ、何に対して怒られているのか、褒められているのかがわからなくなります。そのためタイミングを間違えると、違うことに対して褒められていると思い込み、こちらが思った方ではない行動をしてしまうことがあります。
愛犬の性格を理解しよう
愛犬はどんな性格か理解せた上で、しつけを行いましょう。犬種によって性格も異なりますの、飼う前にあらかじめ「この犬種はこんな性格だからこうしつけをしていこう。」などを考えておきましょう。また、性格によって問題行動が起こりやすいものがあるので、問題行動がある前に「この犬種はこの行動が多いから」と予想をして、しつけを行うのもいいかもしてれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
問題行動はしつけをすることで解消できます。子犬だからと放置せずに、子犬のときだからこそしつけをしっかりと行う事か大切です。事故や事件になる前に、してはいけないことといいことを教えてあげましょう。