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鼻が低くガッチリとした胴体に、くるっとした巻き尾が特徴のパグ。ブサかわいい♡と人気を集めています。飼い犬ランキングトップ10には入っている人気な犬の種類です。そんなぶさかわなパグの性格や飼い方・ケアの方法・かかりやすい病気・治療・歴史などなど紹介します。
名前
パグ
16世紀オランダでは「ダッチマスティフ」や「ドワーフマスティフ」と呼ばれていた。
歴史
原産地
中華人民共和国
名前の由来
名前の由来は複数存在しているようです。
- 中国語で「いびきをかいて眠る王様」という意味の「覇歌(パー・クー)」
- ラテン語で「握り拳」という意味の「pugnus(パグナス)」
- 古い英語で「優しく愛されるもの」
から来ていると言われています。
王家に可愛がられていた
パグは2400年前から飼い犬として飼われており、古代中国の絵画にもかかれています。仏教僧たちにペットとして可愛がられ、小型化されたのではないかと言われています。また、ヨーロッパでは王侯貴族に、オランダでは王家公認に、フランスではナポレオンの妻(ジョゼフィーヌ)に。イギリスでは裕福な愛犬家たちに可愛がられました。裕福な家庭や王家などに気に入ってもらったパグは1885年に犬種として認定されました。その後、現在でも世界中で人気を集めています。
日本に来た時期
日本には第二次世界大戦後に紹介のもと来たと言われています。
パグの生体
毛の種類
毛色の種類は「黒」「灰色」「白」「シルバー」「アプリコット」「フォーン」「シルバー・フォーン」などあります。
体長・体高・平均寿命
体重:6〜8kg
体高:30〜25cm
平均寿命:12〜15歳
性格
おしとやかで、攻撃的になることが少ないく、飼いやすい犬種と言われています。しかし、陽気で元気がいいため室内よりは外飼い向けになります。また、頑固強く嫉妬深いそうです。パグは素直な為しつけはしやすいですが、あまり賢い方ではないので根気強く何度もしつけを行う必要があります。表情が豊かで見ていて飽きることがないです。
パグの飼い方
環境
パグは、寒い所・暑い所が苦手なため温度調節には気を付けましょう。暑い時はアイスノンなどで暑さ対策をとり、冬場はハウスを日向に移動させたり毛布をかけてあげたりして寒さ対策を取りましょう。また、室内で飼う場合はフローリング以外にしておきましょう。元気がいいため、走り回り滑ってしまったり床に爪があたり「カリカリカリ」と音がすると、ご近所さんと騒音トラブルを引き起こすかもしれません。絨毯や、もう一枚柔らかいものをしきましょう。また、いびきも他の犬種よりも大きいため、室内で飼う場合は部屋を別けておくと良いでしょう。
運動量
パグは肥満になりやすいため、適度な運動が必要になります。小型犬だからと室内の運動だけでなく、散歩も毎日行いましょう。
ケアの方法
パグは意外と体臭が少なくお手入れは簡単です。しかし、鼻の頭にえさの食べかすが溜まりやすいので、食後はチェックしてキレイに拭いてあげてください。たれ耳は耳の中が汚れやすく、中耳炎などの耳の病気を起こしやすいため、週に1.2回の耳そうじをしてあげましょう。
かかりやすい病気
パグは体は丈夫なので、ウイルス性の病気になることは少ないですが、食生活や適度な運動をしないと肥満になり、それが原因の病気にかかりやすくなってしまいます。また、遺伝時が原因の先天性な病気や目が飛び出ている為目の病気にもなりやすいです。
角膜潰瘍
【症状】目をしょぼしょぼさせる・足や床で目をこすろうとする・目やに、涙が増える・目に炎症が起きる
【治療】傷が小さい場合は目薬・傷が深い場合は手術を行います
【予防】早期発見・早期治療・犬が目をこすらないようにする
鼻腔狭窄
【症状】鼻を鳴らす・息が荒い・興奮すると悪化する・呼吸困難になる
【治療】重症の場合は外鼻孔を広げる手術をします
【予防】先天性の場合が多いため、予防法はありません。鼻腔狭窄のパグは呼吸による体温調節が苦手なため、熱中症にかかりやすくなっていますので、注意しておきましょう。
壊死性髄膜脳炎(えしせいずいまくのうえん)
この病気はパグに多く「パグ脳炎」とも呼ばれています。
【症状】発作・視力低下・ぐるぐると自分の周りを回る・首をかしげる・立てない・けいれんが起きる
【治療】治療法は確定されていませんが、内服薬を飲むと数年間生存されたり、数週間で一気に病気が進行せてしまうことがあります。
【予防】原因不明の病気のため、予防法はありません。
まとめ
いかがでしたか?
パグを飼おうと思っている方は、「しつけを根気よくする事」「食事制限をしっかりと行う」「甘やかせ過ぎない」「適度な運動を行う」等に気をつけて飼いましょう。飼う前にその子の特徴や性格などをみて、自分に合う子を選んで決めましょう。他の種類の犬や猫も見てみてはいかがですか?