ダイキン、SHARP、アイリスオーヤマ、Panasonic…たくさんの電機メーカーが空気清浄機を出していますが、猫アレルギーを持っている人に評判の空気清浄機はどれ？というのを、電気屋さんに聞いてみました。

猫アレルギー対策におすすめの空気清浄機でダントツ評判良いのは「ダイキン」、次いで「SHARPのプラズマクラスター」、３番目に「Panasonicのナノイー」です。

それぞれの人気ポイントをみる前に、猫アレルギーのことを知りましょう。

猫の主要アレルゲンは「Feld 1：（ Felis domesticus allergen 1）」というアレルギー反応誘発物質で、すべての猫で見出されます。この「Feld1」は、猫の皮膚の皮脂腺や唾液、涙腺、尿、肛門嚢の分泌中でも産生されます。

猫アレルギーの原因は猫の皮膚（フケ）やダニと言われますが、猫に接触・抱っこしなくても、猫がいる部屋に入るだけで症状が出ます。また、ペットに対するアレルギー反応は、空気中に浮遊している少量で十分引き起こされます。動物が数週間家にいるだけで、アレルゲンは長期的に検出され、アレルギー反応を引き起こすのに十分なフケが空気中に浮遊しているのです。

これは、猫がグルーミングしてアレルゲンが毛の表面につき、さらにドアや壁に体をこすりつけてアレルゲンを付着してゆくこと、そして乾燥して剥がれ落ちた皮膚・フケが空気中に舞うなどして床に付着したり、家具やベットなどあらゆる生活環境に広がるためです。

ゼイゼイと喘息のような咳が出る場合は、お医者様にかかってください。目や体のかゆみ、鼻水が出る、という程度であれば、マスクをしたり毎日掃除を欠かさないようにするなどして大好きな猫と暮らすための対策をとれば、症状は軽減するかもしれません。

猫アレルギーだけど、猫を飼っている人の猫アレルギー克服方法、12つの対策をまとめていますので参考にしてみてください。ここでは、電気屋さんにきいた「猫アレルギー対策におすすめの空気清浄機」をご紹介します。

ダイキンは、光速ストリーマーによって電撃を加えてウイルスやダニなどを分解します。

メリットとしては、空調メーカーだけあって、フィルターも他社より多い5層が組まれており、取り逃しがないことと、吸引力が強いことです。

じゅうたんに張り付いた物や、空気清浄機から遠い床の物は吸えません。しかし、空気中に舞っている物はかなり吸うので、フィルター掃除する時に実感します。

そのフィルターも2年交換のフィルターが4枚付いているので、10年交換不要で、フィルターを買う必要がほとんどありません。

デメリットとしては、本体の値段が高い、ちょっと音がうるさいくらいでしょうか。

シャープはプラズマクラスターを放出し、空気中のウイルスからはタンパク質を抜き出して毒性を弱め、臭いは包み込んで消します。

メリットとしては、プラズマクラスターは水に近いため、危険ではないことが挙げられるでしょう。

デメリットとしては、吸引力が意外と弱いこと、プラズマクラスター自体が長く現存できない物質なので、部屋の環境に大きく左右されます。温度・湿度が整わないと、空気清浄機の近くだけしか効果無し、ということもありえます。

また、フィルター代が高く、8000円程度かかります。10年交換不要とメーカーは謳っていますが、５年が限界という声も。

Panasonicのnanoeも同様に放出して、ウイルス等を包み込みます。メリットとしては、ナノイーはプラズマクラスターより現存時間が長持ちすることと、美容・保湿に効果があるということです。

デメリットとしては、除菌・消臭の効果はメーカーデータほどの実感は持てないこと、吸引力がシャープよりは上ですがダイキンほどではない、という点。

ただし、空気清浄機は症状が軽減したという意見も多いですが、「猫アレルギーに効く」わけではなく、「ましになる」と考え、その他にも対策をとっておきましょう。また、猫の居住エリアが複数にわたる場合、１室１機置かないと効果が激減するため、それなりのお値段がかかってしまいます。決して安い投資ではありませんが、大好きな猫と自分の身を守るために、導入を検討してみてはいかがでしょうか。