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犬用の車椅子「リハビリ介助器具」を買う時のメリット・デメリットとは?

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犬用の車椅子「リハビリ介助器具」を買う時のメリット・デメリットとは?

愛犬が椎間板ヘルニアなどの病気にかかってしまい、後ろ足が動きにくくなったしまった。という方もいるのではないでしょうか?そのまま動かないからと、動かさずにするのではなく犬用の車椅子などを使ってリハビリをしてみてはいかがでしょうか。では、今回は犬の車椅子メーカーのわん・ステップ株式会社さんの取材を元にメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。

足が悪くなるとどのような影響があるのか?

犬にとって歩けなくなってしまうのは、生命に関わるものなのです。人間と同じように、運動をしなくなると内臓機能の低下や、肥満などの健康被害を及ぼすのです。それでは1つ1つ見ていきましょう。

運動不足になる

まず、足が悪くなることで痛みやだるさから、ワンちゃん自身が歩こうという気になれない為散歩の量が減ったり、普段の行動範囲が狭くなったりします。そうすることで、運動不足になってしまうのです。この「運動不足」は簡単に考えてはいけません。ここで対処するのかしないのかで愛犬のこれからの犬生(人生)を左右することになるのです。

肥満になりやすい

運動をしないけどいつもどおりの量を食べていると肥満になります、太っているワンちゃんは可愛いとは思いますが、本人にとっては体中に相当な負担がかかっているので、肥満には注意しましょう。
【肥満になると引き起こしやすい病気】
・椎間板セルニア
・関節炎
・皮膚炎
・便秘
犬の糖尿病
足が悪くなったから肥満になりやすいだけではなく、肥満になることで足や内臓に負担がかかり歩け無くなることがあります。そのため、元気に走っている時でも肥満には十分に注意しましょう。

ストレスが溜まりやすい

犬は散歩や遊ぶことでストレスを発散するのが基本です。そのため、足が悪くなってしまうと思うように動かすことが出来ず、散歩や走り回ったり遊ぶ事ができなくなりストレスが溜まりやすくなり、病気を引き起こしやすくなるのです。また、夜の遠吠えが増えたり足をずっと舐めているなどの行動が見られる時はストレスがたまっているサインですので、問題行動と捉えず原因が何なのかを見極せてあげましょう。

早くから介護が必要になる

「足が動かないから」と動かさずにいると、すぐに寝たきり状態になり愛犬への介護が必要になります。小型犬の介護はそこまで負担にはなりませんが、大型犬の介護はとても大変で体力的にも精神的にも負担が大きいものです。おむつの交換や食事の介助、排泄のお手伝い、寝返り介助までもしなくてはなりません。そうならないためにも、しっかりと足を動かし運動させることで筋力の回復や症状の維持が可能となります。

車椅子を使うことのデメリットとは?

やはり金銭面が心配

犬の車椅子は安いものではありません。安くても2万円前後ですので、金銭面的にどうしよう・・・と考える方が多いのも事実です。また、オーダーメイドや機能がよいものは更に高くなってしまうので、お財布と相談してみてくだい。

車椅子を使うことのメリットとは?

ズバリ!機能回復!

犬用車椅子を使う主な役割は、機能回復をしクオリティオブライフ(QOL)の質を向上させるために活用しています。先程も書いたように、運動不足によって体調を崩してしまう事が多いので、運動不足を解消させてあげる事によって機能も回復し健康なまま維持することが可能になってきます。

ストレス発散に

私達でもどこにも行かずに閉じ込められるとストレスが溜まってしまいますよね。その為、動かなくなった足を補助し散歩などの運動をすることによって、ストレスが緩和されるのです。

犬用の車イスの選び方

基本的に車椅子を頼む場合は既製品で決まったサイズですでに出来ている物とオーダーメイドの2種類あります。

S・M・Lサイズがあるもの

自分の愛犬がこのくらいのサイズかな?とサイズを選び購入することが出来ます。大体の平均の体型にそって作られているため、サイズが合わない事があります。

オーダーメイドで愛犬にピッタリの物を作ってくれる

オーダーメイドでしっかりと自分の愛犬の身体のサイズを測り愛犬ピッタリの車椅子を作ることによって、サイズに失敗する事がなくなるります。そのため、どちらかと言えばオーダーメイドをオススメします。

小型犬用2輪歩行器 車いす

¥18000(税込)

ダックス チワワ等 Sサイズ

負担のかからない軽いものを選ぼう

なるべく軽いもの選ぶことで、持ち運びも楽になり愛犬への負担も少なくなります。やはり重いものだと、何か付けている感覚になるようで歩きにくかったり違和感をあたえてしまい嫌がることもあるので、軽いものの方が好ましいです。

買った後でも調整出来るものを選びましょう

人間と一緒で犬も健康状態によって体型が変わってきます。そのためオーダーメイトで買ったばかりの時はサイズがピッタリでも、しばらく使うと大きさがずれてきてしまうこともあります。そこでサイズ調整が出来ない場合、そこで泣き寝入りをしなければなりませんが、今の愛犬に合わせて調整することで再び活用することが出来ます。

小型・中型犬用の車椅子 WW100

¥69000(税込)

(ウェルッシュ・コーギー、柴犬、フレンチ・ブルドッグ、etc)

犬用の車椅子の相場とは?

相場としては安いもの(簡易的なもの)は2万程度で、高いものになると20万にもなります。簡易的なものはやはり、サイズ固定の物が多いためしっかりと自分の愛犬にあったオーダーメイドのものになると少し値段が上がってきてしまいます。しかし、ピッタリの車椅子で愛犬の喜んでいる姿を見れるのはうれしいですよね。

今回取材に応じていただいたわん・ステップ株式会社について

大分県にある犬の車いすを制作してる会社さんです。こちらの車いすでは、基本的に飼い主さんが直接購入するのではなく、一度獣医師さんに相談をし採寸などをしてもらいわん・ステップさんに発注する形になります。次にわん・ステップさんがこだわっている点を紹介していきます。

オーダーメイド

その愛犬オンリーの車いすを作る事が出来ます。測る所は
① 地面から肩の部分の背中までの高さ 
② 地面から腿の付け根までの高さ
③ 肩から腿の中心部分までの長さ
④ 太腿部分の周りの長さ 
⑤ 胸周りの長さ 
⑥ 腰回りの長さ
⑦ 首回りの長さ
⑧ 胴の一番幅の広い部分の長さ

の全8箇所あり、その子にあった車いすを作成しくれます。

軽い!

なんといっても車いすが1kgと軽いのが特徴です。やはり、いくら頑丈でも重ければ犬にとっても負担になることがあるので軽い方をオススメします。

後からでも調整が出来る

高さを調整出来るため、動かない後ろ足をすってしまいそうと感じた時には少し高めに調整し、地面に付かないようにしてあげ、後ろ脚が徐々に動かせるようになった時にまた調節をして地面を歩かせてあげることもできます。

詳しくはHPへ

まとめ

いつまでも元気に長生きをしてほしいというのが飼い主さんの想いかと思います。足が動かなくなったらとそのままにしてしまうと寝たきりで介護が必要になるペースが早くなってしまいます。そうなる前に犬用の車いすを使いリハビリを行ってみてはいかがでしょうか。

ミカ
小動物看護師の資格取得を目指し中!山育ちのため動物や自然が大好きです。ペットは「猫・犬・鶏・ハリネズミ・うさぎ・亀・メダカ」を飼ったことがあります。おでかけ・カフェ巡りや甘いスイーツが大好物です♪