目次
1位 がん(悪性腫瘍)
犬のがん(悪性腫瘍)は、細胞の異常により食欲がなくなったり、元気がなくなったりします。ゴールデンレトリーバー・フレンチブルドッグ・ラブラドールレトリバー・ミニチュアシュナウザーに多く見られる病気です。
犬の癌の種類
- 前立腺腫瘍(ぜんりつせんしゅよう)
- 脂肪腫
- 悪性リンパ腫
- 乳腺腫瘍
- 肛門周囲腺腫
- 骨肉腫
- 口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
- 肝臓がん(肝臓腫瘍)
- 肥満細胞腫
- 扁平上皮がん(扁平上皮)
がんの症状
- 体重が減る
- 食欲がなくなる
- リンパ節の腫れ
- 運動をするのをいやがる
- ぐったりして元気がない
- 貧血症状(ふらつきなど)
- 持続的に微熱が出ている
- 触知できるしこり(腫瘤)
癌の治療法
◎ 手術治療
手術によって、悪性腫瘍を取り除きます
◎ 化学治療・薬物治療
抗がん剤を投与します。
◎ 放射線療法
照射する治療法になります。
◎ 免疫治療
免疫機構をコントロールし、悪性腫瘍を攻撃するように促す方法です。
◎ 代替治療
マッサージやハーブを使いう方法です
がんの予防法
犬のがんの予防法はありません。定期検診による、早期発見早期治療をこころがけてください。
2位 心臓病
心臓が弱くなり、疲れやすくなったり運動を嫌がることがあります。
犬の心臓病の種類
- 先天性の奇形
- フィラリア症
- 僧帽弁閉鎖不全症
- 心不全
- 心筋症
- 心室中隔欠損症
- 心房中隔欠損症
- 拡張型心筋症
- 三尖弁閉鎖不全症
- 肺動脈狭窄症
- 動脈管開存症
- 溶血性貧血
症状
心臓病には様々な種類があり、最もかかりやすいのが僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)です。今回はこの病気について紹介します。
- 咳
- 疲れやすい
- 運動を嫌がる
治療方法
完治される方法は今のところありません。症状を和らげたり進行を抑える内科的な治療はあります。
予防方法
犬の心臓病に予防方法はありません。早期発見早期治療が最大の予防方法です。
3位 腎臓病
腎臓の働きが弱くなり、おしっこの量や水を飲む量が増えてきます。
犬の腎臓病(じんぞうびょう)の種類
- 慢性腎炎
- 水腎症
- ネフローゼ症候群
- 腎盂腎炎(じんうじんえん)
腎臓病の主な症状
- おしっこの量が減る
- 食欲がなくなる
- 嘔吐
- 元気がなくなる
治療方法
急性の場合は、急激に悪化し命に関わることがあります。慢性の場合、食事療法や点滴治療、造形ホルモン剤などの薬物療法で、機能の低下を抑えて症状の悪化を防ぎます。
予防方法
食事の栄養バランスを考えて与えましょう。また、日頃から排尿の量や回数をチェックするようにしましょう。また、半年に1度程度の定期検診にて早期発見早期治療 をこころがけてください。
4位 てんかん
痙攣(けいれん)や失神などの発作を起こしてしまいます。
犬のてんかんの種類
- 痙攣(けいれん)
- 失禁
- 失神
- 幻覚
- 攻撃的になる
※ 痙攣(けいれん)には全般発作と部分発作の2種類があります。発作の前兆としては、数日前から数分前によだれを垂らしたり、落ち着きがなくなったり活発になったりするそうです。
治療方法
抗てんかん薬を使用する。
予防方法
早期発見早期治療
5位 肝臓病
肝臓の機能が弱くなり、目が黄色くなったり食欲がなくなったりします。
症状
- 下痢
- 嘔吐
- 食欲がなくなる
- 元気がなくなる
- 歯茎や目が黄色くなる
- おなかが腫れる
- ふるえる
- 痙攣(けいれん)
治療方法
血液検査をし原因を調べ、その病気にそって治療を行います。
- 輸液
- 抗生物質の投与
- 栄養補給
- 安静
- 食事療法
予防方法
- ワクチン接種
- 肝臓によい食べ物(ごま・納豆・人参・りんご・キャベツ・パセリなど)の入ったドッグフードを与える
- 大食いをさせない
まとめ
犬は人間とは違い「言葉」を喋ることが出来ません。そこで、一番重要となってくるのが飼い主さんの観察力です。「いつもと違う」と感じるには、日々の観察とスキンシップが大切になってきます。また、病気を知っていることによりその予防もすることが出来ます。普段からスキンシップやコミュニケーションをとり、すこしの変換も見逃さないようにしましょう。