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犬や猫にもてんかんがあるの!?症状・原因から治療まで犬猫てんかんの病気を知る|病気事典

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犬や猫にもてんかんがあるの!?症状・原因から治療まで犬猫てんかんの病気を知る|病気事典

愛犬・愛猫が急にけいれんを起こして倒れた!!どうしたらいいの!?とりあえず病院に行かなきゃ!!と犬に触れるのは、ちょっとまって!!まず、飼い主さんが落ち着きましょう。もしてんかんによる発作が起こってしまったら・他の症状はあるのか・なぜ発作が起こるのか・完治するにはどうすればいいのかなどなど紹介して行きたいと思います。

てんかんってどんな病気?

てんかんとは急にてんかん発作(けいれん)を起こして倒れてしまう病気です。脳の思考回路がショートすることによって起こるとされています。犬の場合約100頭に1頭・猫の場合100頭に1頭いるかの割合で発症します。てんかん発作は繰り返しおこすので、注意が必要です。

てんかんの症状

てんかん発作にはいくつかの種類が存在しますので、紹介していきます。

部分発作

意識がうっすらと残っており、体の一部だけけいれんが起こっているものを指します。部分発作の場合、脳の一部がショートしておこているとされてます。

全般発作

意識がなく全身が激しくけいれんを起こしているものを指します。全身で起きるけいれんは2,3分で収まることが多いです。しかし、フラフラしている事が1時間以上も続いたり、数日間はぼーっとしたりすることがあります。また、てんかん発作が起こった後に、意識がもうろうとする事があります。

全般発作の場合、パターンが3つあります。

  • 突然気を失い倒れてしまい、背中をのけぞるような行動をします。時に奇妙な声を発することもあるそうです。またその後足が激しくけいれんし始めしばらく続いてしまいます。
  • 身体や足をぎゅーっと伸ばした状態が続きます。
  • 伸ばした状態にならずに足が激しくけいれんを起こしてしまう発作が続きます。

全般発作の1パターンのような発作がおきている動画です。目を見開き、激しく手足がけいれんしています。

軽いけいれん発作がおきている子の動画です。背中をそるようにし、手足がブルブルと震えています。

てんかんの起こったらするべき行動

てんかん発作が起こった場合は、落ち着いて行動しましょう。「大丈夫!?」と身体を揺さぶる行為はやめてください。周りには危険なものがないか確認をし、もしある場合はすぐに障害物をどけてください。けいれんを起こした時に足が机にあたり、机のものが落ちてきたり、鋭いものなどあるとそれで足を怪我をする恐れがあります。また、口の中にものを入れたりもせずに、観察をしておきましょう。

  • いつ何がきっかけで発作が起こったのか
  • 意識があるか
  • 何分ぐらいで発作が収まるのか
  • 発作前の行動はどうだったのか
  • どのぐらいの頻度で発作が起こっているのか

などを観察をし、ノートかなにかにメモをしておきましょう。獣医さんに診察して貰う時に必要な情報になります。また、次に発作が起きた時の参考のもなります。

てんかんは治る病気なの?

残念ながら、てんかんは完治することはありません。しかし、治療をすることで発作が軽減できたり、回数を減らすことは出来ます。抗てんかん剤を使うことにより、7~9割の発作を抑えることができます。

てんかんの薬って犬に与えても大丈夫なの?

犬の抗てんかん剤は、人間でも使われています。しかし、余分なものが入っていないため副作用の発症は少なくなっています。薬の中にも副作用を引き起こす物もあります。大型犬は他の犬種に比べて副作用が出やすいですので副作用が気になる方は、1度薬をおやすみしてみてまた再開してみてはいかがでしょうか?副作用に比べると、発作の進行の方が心配になると思います。定期的な健康診断を受け検査をしてもらい。そこで薬による体調への影響がないのか調べてもうことも大切にです。
てんかんの薬の服用を開始して注意するところは「自己判断で中止」することです。もう、発作も出てないし大丈夫だろう。といい薬をやめてしまうと、今まで薬で抑えていたものが一気に広がり興奮してしまうことがあります。すると、薬が効かなくなったり死んでしまうこともあります。

てんかんの検査ってどんなことするの?

病院にて検査を行います。この時に発作の頻度、発作時の状況、日常生活などをメモしたノートを元に獣医さんに報告しましょう。脳波検査によっててんかんかを判断します。他に神経学的な症状が見られる時は、また別の病気を疑ったほうがよいです。

薬を開始した時は、まず2~3週間で一度検査をします。その薬が本当にその子に合っているのか、血液検査を行います。この検査を3ヶ月6ヶ月12ヶ月、6~12ヶ月おきに検査をしましょう。

てんかんを持っている犬の注意点とは?

観察をしっかりしましょう。発作が起こった時には、その日1日の行動や食事などを細かくメモしておきましょう。拾い食いやおやつもしっかりと書いておきましょう。もし、発作が起こった時にはあせらずに、怪我をさせないように周りをみてください。もし、短時間にけいれんが収まったり起こったりを繰り返す場合は、けいれんが落ち着いたらすぐに病院に連れて行ってください。重度のてんかんになっている可能性があります。

まとめ

いかがでしたか?
てんかんは人間にも多いですが、犬や猫にも多いそうです。もし、発作がおきてしまったら慌てずよく観察をしましょう。愛犬が苦しんでいる姿を見るのは、キツイですよね。でも、グッとこらえて発作がおさまるまでは何もせずにしましょう。

ミカ
小動物看護師の資格取得を目指し中!山育ちのため動物や自然が大好きです。ペットは「猫・犬・鶏・ハリネズミ・うさぎ・亀・メダカ」を飼ったことがあります。おでかけ・カフェ巡りや甘いスイーツが大好物です♪