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アニマルセラピーとは?
アニマルセラピーとは、動物を見たり触れ合ったりすることによって癒やされ、ストレスの緩和やリラックス効果を促すセラピーの方法の1つとしてあります。また、アニマルセラピーは医療的に使われるものを「動物介在治療(AAT)」、レクリエーションなどの活動として行われるものを「動物介在活動(AAA)」と呼ぶこともあります。
アニマルセラピーを行うには資格がいるの?
アニマルセラピーを行うには資格はいりませんが、アニマルセラピストと言う資格を持っていると信頼が得られます。また依頼するほうも選ぶ時に、どこにがいいのか迷うことなく依頼できます。アニマルセラピストは民間の資格ですので、取るところによって試験の内容や特徴がかわってきます。しかし資格がとれるところがまだ少ないため、NPO法人日本アニマルセラピー協会で取る方が多いようです。そこで今回NPO法人日本アニマルセラピー協会での資格を取るための条件や、資格を取るには講習を受ける必要がるのでどのような講習があるのかを紹介します。
資格受験するための条件
アニマルセラピストには資格の受験を受けることに必要な条件がある場合があります。例えばNPO法人日本アニマルセラピー協会さんでは
小学生(高学年)~大人まで(小・中学生はジュニア登録となります。受講料は半額)。
アニマルセラピストの使命を理解し、福祉事業に関心があり、社会貢献する意欲のある方。
通信教育(自宅滞在学習)による取得が可能です。(実地体験は任意とします。)
合格者にはNPO法人日本アニマルセラピー協会より認定書と身分証明書が渡されます。
アニマルセラピーの講習の内容
アニマルセラピストの受講コースには初級・中級・上級・師範という種類があります。
初級コース
- セラピストの使命(セラピストとはどのような事をするのかなどの知識を身につけます。)
- アニマルセラピーの意義と価値(アニマルセラピーとは何のために行われているのかなどの知識を身につけます。)
- 犬の性格・特徴(40犬種の種類や性格、どこの犬なのかを覚えます)
- 犬の生理 等
コースを修得したのち、筆記試験をおこない80点以上のものが「アニマルセラピスト初級」を獲得できます。
中級コース
- 大脳生理(精神に関わる大脳の機能について勉強します。)
- 六領域教育(幼稚園教育の「健康」「社会」「自然」「言語」「音楽リズム」「絵画制作」の六領域について勉強します)
- 児童心理(児童の心理について勉強します)
- 犬の概念(犬に対する意識的な問題について勉強していきます)
- 訓練用語の知識(犬を訓練する際に使用する用語を勉強します)
上級コース
- セラピストとしてのカウンセラー的な心得(セラピストとしての心得を学んでいきます)
- 感染症(施設での活動が多いため、感染症について詳しく勉強します。)
- 精神疾患(アニマルセラピーは精神的な効果があるため、精神疾患についても勉強します)
- リハビリテーション、緩和ケア(アニマルセラピーをより活用するためにも、リハビリやケアの方法を勉強していきます)
師範コース
セラピスト上級の資格を持った者のみ対象となり、講師になるための研修をしていきます。また、講習や取材などにも対応してもらいます。試験内容につきましては、受講前に面接テストを行い筆記試験を受けてもらいます。
アニマルセラピストの資格が取れる所
アニマルセラピストは民間の資格ですので、取るところによって試験の内容や特徴がかわってきます。主にNPO法人日本アニマルセラピー協会で資格を取る方が多く、他にも日本アニマルセラピスト協会の「初級通信講座」やアイ・ディアヒューマンサポートアカデミーのような通学講座などもあります。アイ・ディアヒューマンサポートアカデミーではアニマルセラピーに関する「イルカセラピーインストラクターコース」や「アニマルセラピー的かかわり講座」などの種類もあるので、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。
最後に
いかがでしたか?
今回はNPO法人日本アニマルセラピー協会でのアニマルセラピストの資格取得方法などを紹介しました。興味がある方はまずはボランティアから始めてみてはいかがでしょうか?アニマルセラピストになりたい方はぜひ挑戦してみてください。